タカラトミー
2011年のクリスマス・年末年始は「家族いっしょに・節電」、「イノベーション玩具」、「おうち時間」、「映画」という4つのキーワードを掲げて商品を展開しているタカラトミーは、人気の定番商品から今年のトレンドでもある「イノベーション玩具」まで幅広く取り揃えた魅力的なラインナップとなっている。
まずは、1967年より発売されているタカラトミーの看板娘「リカちゃん」。今冬のイチオシは、アイスクリームパーツをシュガーコーンやカップに盛り付けて遊べる「サーティワン アイスクリーム ショップ」。アイスクリームは20フレーバー計40個入り、持ち帰り用のバラエティパック容器など小物も豊富で、本物のショップさながらの精巧なつくりには大人もびっくり。こちらは「日本おもちゃ大賞2011 ガールズ・トイ部門」で大賞を受賞している。
男の子向けおもちゃには、7月に公開された映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が世界中で大ヒットを記録した「トランスフォーマー」からのロボット・トイ。ムービーシリーズに登場するキャラクターの変形機構や武器も忠実に再現し、特に「ストライカーオプティマス」は、ロボット⇔ビークルの変形だけでなく、ビークルバトルモードへの3段階変形も可能な豪華仕様。12月16日には映画のDVD&Blu-rayも発売され、自宅で映画の興奮を味わうことができる。セットでプレゼントしたいところだ。
「イノベーション玩具」としては、「日本おもちゃ大賞2011 イノベイティブ・トイ部門」で大賞、「東京インターナショナルギフトショー春2011」新製品コンテストでグランプリを受賞した「にんげんがっき」に注目したい。「生体通電式コミュニケーション楽器」というなかなか難解な名前だが、本体4ヵ所にある電極スイッチを持ち、もう片方の手で相手の体に触れると、本体から微弱な電流が流れ、体内を通電して音を奏でる、という仕組み。11月には「マル・マル・モリ・モリ」やAKB48など話題の曲を収録した「にんげんがっき~みんなが知ってるヒットソング」も発売されている。
また、タカラトミーでは人事研修の一環として、サンタ学を楽しく学ぶ養成講座「サンタクロースアカデミー」に協力・参加しており、その中でこの「にんげんがっき」が教材として採用されている。タカラトミー広報も「世代を越えてコミュニケーションのきっかけになる商品だと思います」と話しており、家族や友達と集まるクリスマス、年末年始に「ふれあい」を楽しむことのできるおもちゃとなるだろう。
エポック社
続いては、女の子にはドールハウスのシリーズ「シルバニアファミリー」や、「アクアビーズアート」などてづくりが楽しめるホビー系のおもちゃ、男の子にはお父さん・おじいちゃん世代から子供まで夢中になれる「野球盤」をウリにしているエポック社。同社もやはり電池を使わずに家族で楽しめるアナログゲームに人気が集まっているという。
エポック社から男の子におススメしたいおもちゃはなんといっても野球盤だろう。電光掲示板 、フライや盗塁の判定ルーレット、松本ひでおによる実況アナウンス、外周フェンスの設置など、筆者が子供の頃に遊んだ野球盤からは、ほぼ別物と言いたくなるほど驚くべき進化を遂げている。最新作の「野球盤ドクターケイ V.S. ダブルスラッガー」は、「デュアル変化球レバー」を搭載した投手と「ハイブリッドバッド」を携えた打者、まさに最強対最強がぶつかり合うトンデモ野球盤。もちろん「消える魔球」も健在である。
そして、女の子には1985年の発売以来、ずっと女の子の心を捉え続けてきたロングセラー商品「シルバニアファミリー」がオススメ。「ごっこ遊び」「きせかえ」「コレクション」「インテリア」といったいろいろな楽しみ方カスタマイズできるので、長く遊ぶことができる。今冬おススメの定番ハウス「あかりの灯る大きなお家」は、お部屋にルームライトを取り付けることができるのに加え、床パーツを反転させれば中庭に早代わりといったギミックも満載。「テラスのすてきなお家」、「はじめてのシルバニアファミリー」、別売りのハウスと繋げると、さらに遊びの幅も広がる。
そのほか、エポック社の今冬売れ筋おもちゃには、「アイスクリームタワーインポッシブル20」、「モンスターハンバーガー」、「ドーナツ・オン・ドーナツ」、「ゆらゆらケーキパーティー」といったフードゲームシリーズがある。2011年には累計出荷数が40万個を突破したこのシリーズは、パーツを崩さないように積み上げたり並べたりするバランスゲーム。「わかりやすいルール」、「親しみのあるフードが題材」、「本物そっくりの質感」というキャッチーさと、シンプルで奥深いゲーム性の絶妙なバランスが支持され、大ヒット。子供から大人まで楽しめるファミリートイとなっている。このフードゲームシリーズは、2012年にも新商品の発売を予定しているとのことだ。エポック社の広報は「ひとりで遊ぶもの、というよりは『友達』『家族』と遊べて『絆』を深められる玩具をプレゼントしたい」と話している。