このように、比較的容量の大きなデータを出先から送信しなければならないとき、インターネットに接続できる環境がないと面倒なことになる。インターネットカフェに駆け込んだり、無料のWi-Fiスポットを求めて歩き回ったり……というのは時間の浪費になるし、そもそも近くにそういった施設が存在しない場合だってある。あまり大きくない写真であれば、なんとかSDカードを読み込ませて携帯電話でメール送信、という方法もとれるにしろ、さすがに現実的ではなさそうだ。
高速通信規格であるDC-HSDPAおよびHSUPAに対応した「Pocket WiFi (GP02)」であれば、下り最大42Mbps、上り最大5.8Mbpsの高速通信が可能で、大容量データのダウンロード、アップロードを高速に行える。これは、理論的には100MBの動画ファイルであっても20秒弱でダウンロードでき、また、2分あまりでアップロードが完了することを意味する。もちろん、実効速度はこれより遅くなってしまうこともあるが、それでも短時間に大容量データをやりとりできることには違いない。
高画素化が進むデジタルカメラでは1枚1枚の画像データが大きくなりがちで、気がつけば1日で数百MBもの写真を撮影しているようなことがざらにある。ベストショットを選別して送信するにしても、高速通信が可能な「Pocket WiFi (GP02)」を持っていれば心強い。ビジネスマンだけでなく、フォトグラファーとして活躍する人にも大いにおすすめできるアイテムなのである。
広大なエリアをカバーし、場所を選ばない仕事環境を実現
~ クリエイティブな仕事はお気に入りの空間で ~
「Pocket WiFi (GP02)」があれば、仕事の場所を選ばない |
会社に所属せずフリーランスとして活躍している人や、デザイナー、作家などクリエイティブな仕事をなりわいにしている人は、事務所を構えていたとしても、仕事の内容や気分によっては外に出たほうがはかどることもあるのではないだろうか。また最近は、あえて大都市圏から逃れ、落ち着ける環境でマイペースで働くというライフスタイルを望む人が増えつつあるようにも思われる。
好きな場所で自由な働き方ができるというのは理想的に思える反面、その場所では通信環境が十分に整っていないことも考えられ、不便を強いられることがあるかもしれない。たとえばデザイナーやイラストレーターの人であれば、仕事で必要な参考資料を図書館でたくさん探しながら仕事したいときなど、通信環境がなければ図書館では効率的に作業できないことになる。最近は図書館内に自由にインターネットを利用できるPCが設置されていたりするものの、利用者が多いときは待たなければならないわけで、やはりいつでも使えるモバイルWi-Fiルーターは不可欠な存在だ。
「Pocket WiFi (GP02)」は、前述のとおりDC-HSDPA/HSUPAによる高速通信が可能な点が大きな特長であるが、カバーエリアが広大である点ももう一つのポイント。下りの通信速度最大42Mbps(エリアにより下り最大21Mbps)の高速通信が可能な「EMOBILE G4 エリア」は、全国の主要都市をカバーしており、「EMOBILE G4 エリア」の外でも下り最大7.2Mbpsまたは下り最大3.6Mbpsの通信が利用できる。
なお、イー・アクセスは12月15日に、イー・モバイルの全エリアを「EMOBILE G4 エリア」に対応させ、2012年2月より提供することを明らかにしている。既存の全エリアおよび今後新たに拡大するエリアは下り最大42Mbps(エリアにより下り最大21Mbpsまたは下り最大14.4Mbps)に対応することとなり、ますます利便性が高くなる。
したがって、都市から離れた場所で仕事をしなければならないケースでも、極端に通信が遅くて仕事にならない、という事態に陥ることはほとんどない。あらゆる場所で、普段と変わりなく迅速に仕事を進められるのは、「Pocket WiFi (GP02)」があればこそ。日進月歩で進化しているクラウドサービスと組み合わせれば、より効果的に活用できそうだ。
「Pocket WiFi (GP02)」は、ビジネス用途において"買い"か?
以上のように、「Pocket WiFi (GP02)」がビジネスシーンに与えるメリットはたいへん大きい。会議をスムーズに進行しつつ、急な要求にもすばやく応えられる小回りのよさ、大容量データでもストレスなくやりとりできる高速通信、仕事の場所を選ばないカバーエリアの広さなど、あらゆるシチュエーションで活躍できる要素がこの小さな1台に詰まっているのだ。
月額3,880円(「EMOBILE G4 データプラン (にねんM)」で「高速モバイルキャンペーン(※2)」適用時)というランニングコストをどう見るかはユーザー自身の経済的な事情にもよるだろうが、会社の経費としても、あるいは個人としても、これら数々のメリットを考えれば金銭的負担は限りなく小さいものと思える。なにより、多数のユーザーの支持を得ていることが、その証明になっているのではないだろうか。
※2 2012年5月6日まで。
(執筆:ライターズハイ / イラスト:寺崎愛)
関連リンク
・Wi-Fiルーター「Pocket WiFi (GP02)」の使い勝手を検証
・Pocket WiFi特設サイト
・イー・アクセス