必要な情報や資料をメールでその都度やりとりしたり、資料をすべて共有サーバーに置いて管理する、といった方法ももちろんある。しかしながら、メールでは最新の資料が確実にメンバー全員に行き渡るとは限らず、たいてい行き違いや勘違いがもとでトラブルになりがちだ。CMSや共有サーバー上のファイルを直接編集するような方法ならそういったトラブルは起きにくいが、そのCMSや共有サーバーはどこにいてもアクセスできる、というわけではないかもしれない。確保した打ち合わせスペースが、会社のセキュリティポリシー上それらのサーバーにアクセスできる状況になかったり、場合によっては気分を変えて会社の外で打ち合わせたい、ということだってあるだろう。
「Pocket WiFi (GP02)」が搭載するNAS機能は、まさにそういったケースでいかんなく能力を発揮できる機能と言える。別売のmicroSD/SDHCカードを本体に装着することで、最大32GBまでのデータを保管しておけるものだ。同梱のドライバをインストールするだけで、PCとUSB接続すればUSBメモリとして利用でき、設定画面でNAS機能を有効にすると、Wi-Fi経由で最大5台の端末まで同時にアクセスしてSDカードの内容を読み書きできる。
Wi-Fi経由でアクセスする場合はWebブラウザーを使うため、PCはもちろん、スマートフォンやタブレットなどの端末でも問題なく利用できる。しかも端末に最適化されたインターフェイスが用意されているため、スマートフォンでアクセスした際にPC向けの画面が表示されて使いにくい、といったことは一切ない。
普段、自分のデスクで作業しているときはCMSや共有サーバーなどで資料を管理し、打ち合わせ前に最新の資料を「Pocket WiFi (GP02)」にコピー。打ち合わせ時はWi-Fi接続で全員が同じ最新の資料を参照しながら進めるという、確実で無駄のない業務を実現できるだろう。
高速通信で大量の写真・動画をすばやく送信
~ 締め切り間際など、時間が勝負の仕事も死角なし ~
「Pocket WiFi (GP02)」があれば、大容量データの送信が出先でもラクラク |
たとえば記者の人ならば、その日のうちに取材内容をまとめるため、撮影した写真や動画をオフィスにいる他のスタッフにすぐに送りたいときがあるだろう。また、営業マンであれば、クライアントとの打ち合わせで得られた情報をレポートやデータにして本社へ送ったり、建築・工事現場の管理責任者であれば、そこで撮影した写真・動画を本部へすぐに報告として上げたいときもあるはずだ。