全国のケーブルTVやスカパー!などで視聴可能なCS放送局「キッズステーション」にて、毎日深夜0時直前に放送中の『60日のシンデレラ』。2011年8月に放送がスタートし、12月からはその第3弾が放送開始となった。
人気イラストレーターと若手声優による新しい形のコラボレーションとして生み出された『60日のシンデレラ』。イラスト:椋本夏夜×声優:大久保瑠美による第1弾、イラスト:椎名優×声優:三上枝織による第2弾に続く第3弾では、ライトノベル『ドラゴンクライシス!』の挿絵などでおなじみの亜方逸樹氏がイラスト、『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』の近藤繭佳役や『輪るピングドラム』の夏芽マリオ役を演じる荒浪和沙が声を担当している。
第1弾、第2弾のファンタジックなイラストとは異なり、学校という日常生活を舞台にしたイラストが印象的な第3弾では、脚本担当として茉森晶氏が参戦するなど、より一層のパワーアップが図られている。そこで今回は、声を担当する荒浪和沙と本作プロデューサーに稲垣高広氏に、第3弾に込められた狙いと新たな魅力について語ってもらった。
荒浪和沙と稲垣プロデューサーが語る『60日のシンデレラ』第3弾
――『60日のシンデレラ』も第3弾がスタートしました
稲垣プロデューサー『ありがとうございます。第1弾、第2弾とご好評いただき、おかげさまで第3弾を放送することができました。『60日のシンデレラ』では、観ていただいている方だけでなく、本当に面白いことができたということでクリエイターの方にも喜んでいただけたのが、すごくうれしかったです」
――そして第3弾では荒浪さんが声を担当なさっているわけですが、最初にお話を聞いたときの感想はいかがでしたか?
荒浪和沙「最初、『60日のシンデレラ』というタイトルと収録日だけを伺ったので、ゲームの収録だと思っていたんですよ。その段階ではまだ資料をいただいていなかったので、ネットで検索してみたら、『あ、キッズステーションの作品なんだ』、『あ、みかしー(三上枝織)がやってるんだ』って(笑)」
稲垣P「三上さんとは仲が良いんですか?」
荒浪「一緒にご飯を食べに行ったりしますよ(笑)。それで、ホームページで企画のあらましを知ったのですが、毎回イラストレーターさんと声優さんを変えてやっていくということで、新しい試みの作品に参加できてうれしいなって素直に思いました」
――実際に映像を観たときに印象はいかがでしたか?
荒浪「まずは、きれいなイラストがすごくインパクトがあって印象的でした。そして、たった10秒しかないので、もっと絵が観たいのに、もっと声を聴きたいのに、もう終わっちゃうんだって……。早く翌日の放送を観たいなって思いました」