UQコミュニケーションズが提供する「UQ WiMAX」は、下り最大40Mbps/上り最大10Mbps(年内に15.4Mbps)の高速通信が利用できるインターネット接続サービスだ。ADSL並みの高速通信ができることから、WiMAXを自宅用の回線として利用したり、自宅用とモバイル用の回線としてWiMAXへの一本化を検討している人もいるかもしれない。
■主な仕様 [製品名] URoad-Home [通信] WiMAX [インタフェース] LANポート(RJ-45ポート)×2、Micro USB(電源用) [無線LAN] IEEE802.11b/g/n; [セキュリティ] WEP(64/128bit)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WPA2-PSK(TKIP/AES)、SSIDステルス機能、MACアドレスフィルタリング [同時接続台数] 最大12台 [寸法] 140×98.25×36mm(クレードルなし)、152×126×70mm(クレードルあり) [重量] 190g(クレードルなし)、220g(クレードルあり)
そのようなWiMAXの自宅での利用に最適なホームルーター「URoad-Home」(シンセイコーポレーション製)が登場した。URoad-Homeは、Wi-Fiでの接続に加えてLANケーブルによる有線接続にも対応したWiMAXホームルーター。従来のWiMAX Wi-Fiルーターと比較して受信感度が向上しており、自宅内でもつながりやすいのが特長で、さらにWi-Fiの出力なども向上している。
本稿では、URoad-Homeを実際に使ってみたので紹介しよう。端末のスペックや搭載機能、どんな使い方ができるかなどを詳しく解説する。
WiMAXホームルーター「URoad-Home」とは?
「URoad-Home」は、UQコミュニケーションズが提供するシンセイコーポレーション製のWiMAXホームルーター。屋内専用のため、バッテリーは付属しておらず、電源はACアダプタのみとなっている。
Wi-Fiは、IEEE802.11b/g/nに対応。Wi-Fiによる接続のほか、有線接続にも対応しており、LANポートを2つ搭載している。有線接続の2台とWi-Fi接続の10台の計12台からの同時接続が可能で、PCやスマートフォン、タブレット、携帯ゲーム機などからインターネットが利用できる。
本体色はホワイトで、電源や電波状態などを表示するランプ部分の背景は黒地となっている。本体サイズ・重量は、クレードル装着時で152(H)×126(W)×70(D)mm・220g。
本体以外の同梱品は、クレードルとACアダプタに加えて、有線接続用のLANケーブルが1本。さらに、かんたん設定マニュアルと保証書が同梱されている。クレードルは底面と側面の2カ所に装着でき、据え置きのほか、壁に掛けて設置することも可能となっている。
「URoad-Home」とWiMAXの特長
URoad-Homeは、弱電界でも快適に利用できる「WiMAXハイパワー」に対応しており、従来機と比較してWiMAXの受信・送信能力が向上している。屋外と比べてWiMAXの電波が届きにくくなる屋内でも、WiMAXの高速な通信速度が期待できる。また、Wi-Fiの指向性や出力も向上しており、従来機と比べて通信距離が1.5倍に伸びている。広い家屋でも1台のホームルーターにさまざまな部屋から接続することが可能だ(通信速度や通信距離は、使用環境や電波状況により異なる)。