初の4テラHDDは日立から

HGSTより、容量4TBの3.5インチSATA HDDが発売となった。4TBを実現したのは、この製品が初めて(これまでの最大容量は3TB)。同社のWEBサイトには製品情報が見当たらず、詳細については不明だが、Deskstarシリーズに属するモデルで、型番は「0S03361」。回転数可変のCoolSpinタイプだ。

初の4TB HDDがHGSTから登場。製品はリテール版のみで、バルク版はない

容量は4TBで、キャッシュは32MB。回転数はCoolSpinということが分かる

初の3TB HDDがWestern Digitalから発売されたのは、2010年11月のこと。それからほぼ1年で、最大容量が更新されたことになる。注目の価格は27,000円前後で、3TBの初登場時と同程度。タイの洪水の影響を受け、現在の2TBモデルの価格は安くても12,000円~13,000円前後となっており、ビット単価はじつは悪くない。年末に向け、「どうせなら…」と選ぶ人も多そうだ。

新ブランドのSSD「Octane」が登場

OCZ Technologyの「Octane(オクタン) 2.5" SSD」は、Indilinxのコントローラ「Everest」を搭載する2.5インチSSD。SATA3.0に対応する上位モデルで、容量は128GB。データ転送速度は、リード時が最大535MB/s、ライト時が同170MB/sだ。価格は17,000円前後。製品としては、ほかに容量512GBのモデルまでラインナップしている。

オレンジ色が特徴的な「Octane 2.5" SSD」。廉価版として水色のOctaneもある

Everestは、Indilinxの最新SSDコントローラ。リード/ライト時のレイテンシを低く抑えており、仕様と実性能のギャップが小さいのが特徴だという。そのほか、フラッシュの劣化を抑える「NDurance」技術も搭載し、長寿命化も実現した。