ケースは手回しネジで簡単に開けることができ、内部も広くてメンテナンス性が高い。この種のマシンを購入するユーザーは自分でドライブや拡張カードを増設したりすることも多いだろうから、作業のしやすさは重要なチェックポイントだ。大型の拡張カードも難なく増設できる。電源は1,000Wのものが搭載されているのもうれしい。

スッキリとまとまった内部構造。ケースはツールレスでオープンできる

電源は1,000Wのものが搭載されている

試用機ではブルーレイディスクドライブが取り付けられており、5インチベイの空きは2つだった。3.5インチのシャドウベイは全部で4本で、試用機では120GBのSSD2基がRAID0構成で取り付けられていたため、空きベイは2本。当然、この部分は購入時のBTO選択によって異なる。

試用機では5インチベイに2つの空きがあった

とがったイメージのケースや最先端スペックの構成に反し、標準で付属するキーボードやマウスはオーソドックスなもの。マウスは3ボタンの光学式マウスで、キーボードは薄いグレーと濃いグレーで塗り分けられているデザインが懐かしい、昔ながらのキーボード。いずれもUSB接続の有線タイプだ。

こだわりのあるユーザーならば自分好みのものを用意するのだろうが、このキーボードもなかなか悪くない。しっかりとした押し込みの深さがあり、キー配列も標準配置そのままなので快適に入力できる。左右にはUSBポートが用意されているのもありがたい。最近はスマートフォンなどUSB充電したい機器が身の回りに増えているから、手元にポートがあるのはかなり便利だ。

付属のキーボードとマウスはUSBの有線接続モデル。懐かしいというか、オーソドックスなデザインだ

キーボードの両脇にはUSB 2.0ポートが1つずつ配置されている。これは便利

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