まずは下の表を見てほしい。これは全国の有力家電量販店のPOSデータをもとに、GfK Japanが集計した10月3日から4週間のパソコンの売れ行き上位20傑だ(製品名は編集部調べ)。

順位 メーカー 製品名 順位 メーカー 製品名
1 NEC LaVie S LS150/FS 11 ソニー VAIO E VPCEH19FJ★
2 NEC LaVie L LL750/ES 12 ソニー VAIO J VPCJ218FJ/
3 富士通 LIFEBOOK AH54/D★ 13 東芝 dynabook T351/57C★
4 ソニー VAIO E VPCEH18FJ★ 14 アップル MacBook Pro MC700J/A
5 富士通 LIFEBOOK AH56/D★ 15 東芝 dynabook T451/46D★
6 富士通 ESPRIMO FH56/DD 16 富士通 LIFEBOOK AH42/D★
7 NEC LaVie S LS150/ES 17 東芝 dynabook T551/58C★
8 NEC LaVie L LL750/FS 18 東芝 dynabook T451/35D★
9 NEC LaVie S LS550/ES 19 アップル iMac MC309J/A
10 ソニー VAIO E VPCEL16FJ/W★ 20 NEC LaVie S LS350/ES
★付きは15型サイズのノートPC

見てのとおり、15.6型ワイド液晶を搭載したスタンダードノートが多数を占めている。過去のデータを確認したわけではないので断言はできないが、15型サイズの液晶ディスプレイを搭載したノートが登場してからというもの、この傾向は10年くらい続いているかと思う。 またこのデータを見ると、NECがリリースしている15.6型ワイド液晶ノートがベスト10に5モデルもランクインしている。2011年夏モデルと秋冬モデルが混在しているが、同社のスタンダードノートが市場を牽引しているのがわかる。ちなみにNECのデスクトップ製品でもっとも上位につけたのは、24位にランクインした液晶一体型の「VALUESTAR VN770/FS」である。

次に、下の表を見ていただきたい。これはNEC Directが発表した9月30日から10月27日までの各1週間での人気ランキングだ。

9月30日~10月6日 10月7日~10月13日 10月14日~10月20日 10月21日~10月27日
1 LaVie G タイプL 1 LaVie G タイプL 1 LaVie G タイプL 1 LaVie G タイプL
2 VALUESTAR G タイプL 2 LaVie G タイプS 2 VALUESTAR G タイプL 2 VALUESTAR G タイプN
3 LaVie G タイプS 3 VALUESTAR G タイプL 3 LaVie G タイプS 3 VALUESTAR G タイプL

GfKの集計が裏付けているように、15.6型ワイド液晶のLaVie L、LaVie Sの直販モデル「LaVie G タイプL」「LaVie G タイプS」の人気はここでも高い。だが、POSデータではまったく登場の気配がないVALUESTAR Lの直販モデル「VALUESTAR G タイプL」の人気も意外に高いことがわかる。直販サイトでは、本体と液晶ディスプレイが分離したセパレートタイプのマシンが支持されていることが浮き彫りになっている。

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