USBイーサネットアダプタやmini VGAアプタなど付属品も充実
それではここから、実際の操作感について見ていきたいと思う。まずキーボードは、比較的オーソドックスな配列を採用している。ただし、一番右上に電源ボタンがある点だけは注意しておきたい。これはMacBook Airと同様の位置だが、一般的なノートPCから移行すると、日頃の習慣で「Del」キーと間違って押してしまいがちになるからだ。起動中に電源ボタンを押すと終了メニューが表示されるため、すぐにシャットダウンするようなことはないが、慣れるまで多少時間がかかるかもしれない。
キータッチ自体は、押し込みはじめだけがわずかに強く、その後「コクッ」と入る印象。薄型ボディーという構造上からストロークは短めだが、強い跳ね返りで打鍵感を強めるタイプよりも格段に打ちやすいといえる。また、強めにタイピングした際、キーボード部分に歪みが出ない剛性の高さも魅力だ。
タッチパッドに関しては、写真の拡大や縮小などが簡単に行えるマルチタッチ対応。クリックボタンが一体になったデザインだが、適度な押し心地で使いづらさを感じるようなこともなかった。
インターフェースについては、薄型モデルだけに数が抑えられている。本体右側面にはマイクロHDMI(タイプD)出力ポート×1、USB 3.0ポート×1、AC電源入力ポートを配置。左側面にはmini VGA出力ポート×1、USB 2.0ポート×1、ヘッドフォン出力ポート×1が搭載されている。
特に便利だと感じたのは、USB経由で有線LANと接続できる「USBイーサネットアダプタ」と、プロジェクタなどとの接続に便利な「mini VGAアプタ」が標準で付属している点だ。しかも、これらを入れられる専用ケース、そして同じ素材で作られた本体用のスリーブケースがセットになっているので、持ち運ぶ際もコンパクトにまとめられる。
モバイル用途といえば、軽量コンパクト設計のACアダプターにも注目したい。こちらはプラグ部分がスッキリと収納できるため、外出時にも邪魔になることがない。また、本体の天板と同じようなメタリックスピン仕上げのデザインが、全体の統一感を生み出しているのも嬉しい演出だ。
「Fn」+「F2」の同時押しで、無線LANとBluetoothのオンオフが行える。また、たとえば一度「無線LAN:オン/Bluetooth:オフ」に設定すると、次回は同じ状態で起動してくれるのも便利だ |
本体右側面にはマイクロHDMI(タイプD)出力ポート×1、USB 3.0ポート×1、AC電源入力ポートを装備 |
mini VGA出力ポート×1、USB 2.0ポート×1、ヘッドフォン出力ポート×1が搭載された左側面 |