金庫を使いファイルを暗号化

もう1つ、2012の新機能を紹介しよう。ファイルの暗号化である。インストールすると、コンピューターに「マカフィー金庫」が作成される(図17)。

図17 マカフィー金庫

金庫のアイコンをクリックすると、[金庫の作成]ウィザードが起動する(図18)。

図18 セキュリティ質問の設定

パスワードを忘れてしまった場合への備えである。次いで、金庫名、容量、パスワードを設定する(図19)。

図19 金庫名とパスワードの設定

ウィザード後のロックの状態を設定して、[完了]をクリックする(図20)。ここでは、ロック状態にした。

図20 金庫のオプション

図17のように、コンピューターで金庫を選択すると、図21のようになる。

図21 金庫を選択

先ほどつけた金庫名になっている。さらにダブルクリックすると、パスワードの入力となる(図22)。

図22 パスワードの入力

正しく入力すると、図21の金庫の扉が開いた状態となる(図23)。

図23 金庫の扉が開く

この状態になると、金庫にドライブレターが付き、アクセス可能となる。実際には、コンピューター上でZドライブとしてアクセスする(図24)。

図24 追加されたZドライブ

新機能を中心に紹介してきたが、脅威への防御などは、設定などほとんど不要で、ユーザーの手を煩わせることはない。また、サイトアドバイザーによる評価は古くから実装された機能で、安心感も高い。さらに、短縮URLにも対応し、より便利なものとなっている。最新ブラウザへの対応もなされている点も評価したい。すべてのユーザーに推奨できるセキュリティ対策ソフトといえるだろう。