NTTドコモの山田隆持社長は、18日に行われた2011~2012年冬春モデルの発表会で、Android搭載スマートフォン向けの新サービス「dメニュー」「dマーケット」について解説。「スマートフォンに大きな進化が始まる。新たなコンテンツ、サービスを提供する新しいチャレンジ」とアピールした。
iモードを実現するdメニュー
今回新たに用意されたdメニューは、これまで従来の携帯電話向けに提供されてきたiモードのマイメニューサービスをスマートフォン向けで利用可能にできるようにするというものだ。山田社長は「これまでiモードで培った技術やノウハウを採り入れることで実現した」と述べる。
iモードで提供されてきたような、ドコモ提供のコンテンツやコンテンツプロバイダー(CP)によるコンテンツを集約したポータルサイトがdメニューで、iモードで人気だったコンテンツを中心に、当初は約700社のCPによる約3,600サイトが提供される。
11月中旬からスタートする予定で、ドコモスマートフォン・タブレットで利用できる。今回発表された新製品ではdメニューアイコンがホーム画面に用意され、それ以前の機種では「ドコモマーケット」アイコンをタッチすると、自動的にdメニューに接続する。dメニューアイコンを別途ダウンロードすることも可能だ。
現在3,000社・団体がコンテンツを提供しているiモードサイトに比べると、スタート当初の700サイトは少ないが、「現在iモードのマイメニュー登録しているユーザーの7割をカバーしている」という。主要なサイトは網羅しているとしているが、「2年後には1,000社・1万コンテンツにしたい」考えだ。
dメニューでは、お勧めやピックアップなどでコンテンツを提案し、そこから好きなコンテンツを選び、スマートフォン向けに提供されるCPなどのコンテンツを利用できるようになる。