機能やメニュー追加、楽しみ方のアイデア提案と段階的にサービス拡充を進めるイメージングスクエア。ユーザーが接することができる直近の展開としては、どんなものがあるのだろう。

スマートフォン用のアプリも高機能化する予定

「まずは、デジタルクラフト機能のクオリティアップでしょうか。現在は高度な画像加工や変換作業といえば、プロ向けのPhotoshopを使うことが多いですよね。でも実際はそこまで必要ない人が大半ですから、その層に向けた定番編集ソフトになる位のレベルに仕上げたい。年内には、年賀状ならこれだけでOKという状況が実現できると思います。アート分野では、『気持ちを飾る』にふさわしい作品を作るためのプリントメニューの充実と、オリジナルのプリント技術の開発を進めています。エンターテインメント分野では、先程もお話したDPアニメーションの利用アイデアの追加と、スマホだけで作業を完結できるアプリの開発です。現在はアートやエンターテインメント分野が中心ですが、カシオが培ってきた多くの技術を他の分野にも活かせるようにしたいですね」

ファンの声を活かしたサイトとサービス作りをめざす

英語版のサービス拡充も検討中で、グローバルに展開するカシオらしく、目標は世界で200万人の会員数を達成することだ。

「カシオが手がけるネットサービスだけに、やはりカシオファンが中心だと思うのです。会員属性もカシオ製品の購入層とほぼ一致しますからね。もしくは、カメラは他社製でもデジタル技術ならカシオだよねと期待される方たち。そんな方々の想いを裏切らない開発体制を作る努力をしたいですね。また、ファンの声を活かしたサービス作りはもちろん、毎日チェックするのが楽しくなるサイト作りにも取り組んでいきたいと思います」