女性を意識して開発されたスマートフォン「HONEY BEE SoftBank 101K」は、同社が傘下に収めたPHSのウィルコムの人気端末のブランドのスマートフォン版。5色カラーのボディにラメがあしらわれた外観が特徴だ。通話用、メール用のボタンや星形にデザインされた背面スピーカーを採用するなど、ポップでかわいいデザインとなっている。

5色のHONEY BEE

ボタンに通話用、メール用を新設

本体背面

本体上部

本体側面

デュアルコアCPUのMP5225 1.2GHzを搭載するほか、ULTRA SPEEDにも対応するど、機能も充実。自分撮りに有効な200万画素のインカメラも搭載する。10代女性が重視するポイントはカラー、デザイン、カメラ機能、文字入力のしやすさとのことで、そういった点を重視しているという。

「AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 101SH」は、文字入力のしやすさにフォーカスした10キー付きのスマートフォン。コンパクトなボディにIPX5/IPX7相当の防水・IP5X相当の防塵性能を備え、爪の長い女性でもキーを打ちやすいように配慮した。

スライド式10キー搭載スマートフォン101SH

スライドさせた状態

搭載機能も日本仕様で、ワンセグ、おサイフケータイなどが利用できる。さらに、撮影した画像にスタンプや文字入力などを挿入できる画像編集アプリ「フォト編集」など女性向けのアプリも搭載する。

コンパクトなデザイン

本体側面

このほか、スマートフォン新機種として、「STREAK PRO SoftBank 101DL」「STAR7 SoftBank 009Z」「MEDIAS CH SoftBank 101N」「AQUOS PHONE SoftBank 103SH」を用意。さらに、ソフトバンクのMVNOとしてサービスを提供するディズニーモバイルの新端末「DM010SH」「DM011SH」も投入。「同じスマートフォンでも、ディズニーとソフトバンクが提携するとこれだけすばらしいものができる」と孫社長は自信を見せる。

完全にスマートフォン

孫社長は、10月の登場が期待されている次期iPhoneにまつわる質問にはすべてノーコメントを貫いたが、依然として「最重要機種」(同)との認識。Androidについては「社内の体制も販売も、必ずしもAndroidを積極的に売っている状況ではなかった」とコメント。だが、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線など、日本市場にあわせた機能もそろってきており、多様化したニーズを満たすことができるとの認識で、今後さらに真剣に取り組んでいく、としている。

今回の発表でフィーチャーフォンはPANTONE 4のみだったが、孫社長は「2つ折りのスマートフォンも出しているし、ニーズをきめ細かく見ている」としており、フィーチャーフォン需要もスマートフォンに取り込んでいきたい考えだ。「シンプルな2つ折り端末は若干の機種で継続するだろうが、基本は完全にスマートフォン」(同)であり、今後はほぼスマートフォンのラインナップになる計画だ。

なお、SIMロック解除に関して孫社長は「需要は少ない」とコメント。現在、ソフトバンクでは1機種のみがSIMロック解除に対応しており、新モデルでも009ZのみがSIMロック解除に対応する。「NTTドコモが何機種も対応端末を出したが、SIMロックを解除して(別のキャリアへ)移動したというのはほとんど聞いていない」とのことで、「需要があればいくらでも作る」という。