gred AV アクセラレータ 2.0の便利な機能

ここでは、覚えておくと便利な機能を2つ紹介しよう。まずは新機能の1つゲームモードである。ゲームなどを実行中にトレーアイコンからのポップアップ、他のメッセージなどを画面に表示させない機能である。この機能も市販のセキュリティ対策ソフトでは、実装されることが多くなった機能である。実行は、タスクトレーから行うのが簡単である(図12)。

図12 ゲームモードの指定

gred AV アクセラレータ 2.0は、インストールのままで使用してもほとんど問題はない。変更するとしたら、[一般の設定]にある[ブロッキングモード]だろう(図13)。

図13 ブロッキングモード

ブロッキングモードは、安全と判定されないプログラムのインストールをブロックする機能である。デフォルトではオフだが、あくまでインストール時のチェックが行われないだけで、後でチェックされる。インストールを高速に行いたい場合にはオフのままでもよい。

セキュリティでコミュニティの輪を広げる"マイコミュニティ"

マイコミュニティもgred AV アクセラレータ 2.0の非常にユニークな機能である。家族、友人などを招待し、ユーザのコミュニティを作成する。結果、趣味や言動が近いユーザが集まり、同じような脅威に遭遇する可能性が高まる。その情報をコミュニティで共有することで、早期警戒ネットワークを形成できる。まずは、コミュニティへの登録である。初回起動時に登録をキャンセルしたので、メイン画面で[マイコミュニティ]を選択すると、図14の登録画面が同時に表示される。

図14 コミュニティの登録

名前やメールアドレス、パスワードを入力する。入力したメールアドレスにセキュアブレインからメールが届くので、本登録を行う(図15)。

図15 アカウントを有効にする

アカウントが有効になったら、メイン画面で、[マイコミュニティ]を選び、ログインする。コミュニティへのログインはメールアドレスで行う。図16のように、本人を中心に、コミュニティのメンバーが表示される。

図16 マイコミュニティ

最初は、開発者のOliverとAlfredの2人が登録されているが、メンバーが10人を越えると消える。右の[日本]では、ユーザが属する国の固有のデータが表示される。その下のコミュニティが固有のデータとなる。保護レベルは、ユーザのコミュニティが、gred AV アクセラレータ 2.0のコミュニティへの貢献度を示す。具体的には、コミュニティがブロックした脅威に比例して増大する。値が大きいほどよい(平均は30から100程度)。コミュニティに招待をするには、[友人を追加する]で行う(図17)。

図17 友人を追加

GmailやHotmailのアドレス帳からのインポートも可能である。最近は、SNSなどを悪用し友人を装うような手口も少なくない。コミュニティで、このような攻撃があった場合、すみやかに情報を共有し、脅威に備えることができるだろう。まさに、みんなで脅威に対抗するのである。セキュアブレインでは、機能限定の無料版、試用期限の設定されたPlusのトライアル版なども提供している。また、無料版には、他のセキュリティ対策ソフトと併用が可能といったユニークな機能もある。興味ある方は、試してみるといいだろう。