DLNAでは、家電機器の電源制御などはできないため、Sシリーズでは赤外線ポートを搭載。テレビなどの家電機器の種類とメーカーを選択するだけで、その機器をSシリーズから操作できるようにした。「国内メーカーの機器なら95%は対応できる」(同)ということで、さらにリモコン操作を学習する機能も搭載しており、多くの機器を操作できるようになる。これを利用すれば、テレビの前に座り、Sシリーズでテレビを起動、そのまま画像などをスローしてテレビに再生するという一連の動作がスムーズに行える。
背面はカメラを搭載。ブラックのクリアパネルが折りたたまれるように前面を覆っている |
上部中央にはマイクがあり、そのそばに赤外線ポートも(写真では見えないが)搭載されている。赤外線を透過するためのブラックパネルを隠すために、きょう体全体のデザインとして盛り込んだ |
充電のたびに新しい画像をスライドショー
Sシリーズのみに搭載されているのが、ソニーのオンラインフォトサービスLife-Xと連携した「ネットフォトフレーム」。Life-Xは、デジカメなどの画像をクラウド上に保存するWebサービスで、そこに集約した画像をスライドショートして表示できるアプリだ。また、Pシリーズ上に保存した画像も同様に扱える。
Sシリーズでは、別売オプションのクレードルに本体を設置すると自動的にスライドショーを開始する機能を搭載。これを利用することで、Life-X上の画像をクレードルに設置する度に自動的に表示することが可能だ。
さらに、ソニーのデジタル一眼レフカメラ「α」シリーズのユーザー向けに提供されている「α cafe」上にアップロードされた画像をスライドショーで表示することもできる。α cafeでは画像がタグ付けされて公開されており、例えば「ネコ」タグを選べば、常に更新されるネコの画像がいつでもスライドショーで閲覧できる。
Sシリーズは、クレードル用に本体下部に充電端子を搭載。スライドショーはクレードル設置時にのみ動作するようになっており、充電ケーブルを接続しただけでは動作しない。なお、USB端子はあるが充電はサポートしていない。