画質劣化の少ない全画素超解像技術搭載のソニー「DSC-WX30」

液晶上に「?」と表示されたアイコンをタッチすると、「カメラ内ガイド」が起動する。これは、各種機能の使い方や撮影方法をテキストで解説してくれる機能だ。外出先で操作が分かりづらい時でも、その場で解決することができる。それとは別に、ビギナー向けの撮影モードとして「かんたん撮影モード」を搭載。このモードを選ぶと、設定項目が「画像サイズ」「フラッシュ」「セルフタイマー」だけに簡素化され、誰でも手軽に扱えるようになる。

再生機能としては、トリミングや赤目補正、ピント補正を行う「カメラ内レタッチ」と、画像に文字やスタンプを追加する「ペイント機能」を装備する。また、写真に好きなBGMをつけてスライドショー再生を楽しめる「音フォト」機能にも対応。液晶モニター上だけでなく、テレビにつないで大画面でスライドショーを味わうことも可能だ。

動画は、AVCHD方式によるフルHD（1,920×1,080ドット/60i）記録をサポートする。動画撮影時も、光学5倍ズームを使用でき、「追尾フォーカス」や「おまかせシーン認識」も利用可能だ。

そのほか、人物の肌を美しく自動補正して撮影できる「美肌モード」や、人物が笑顔になるたびに、自動でシャッターが切れる「スマイルシャッター」、オプションの「Party-shot」を利用した自動撮影などの機能も備える。

撮像素子には1/2.3型で有効約1,620万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を、画像処理エンジンには「BIONZ」をそれぞれ搭載する。画質はシャープネスを強調した見栄え重視の傾向だ。感度はISO100～ISO3200に対応する。

DSC-WX30は薄型のスタイリッシュなボディでありながら、デジタルならではのユニークな機能を満載したカメラだ。ポケットに入れて気軽に持ち歩き、日常感覚のメモやスナップの撮影を楽しみたい。