7月13日、米AppleのiPad担当ワールドワイドプロダクトマネージャーのスコット・ブロドリック氏らが来日し、iPad/iPhone/iPod touchといったiOSデバイス向けのアプリとアクセサリについてのブリーフィングを行った。未発売のものも含めて日本ではこれまであまり紹介されていないアプリ・アクセサリも多数登場した、その内容をご紹介しよう。

42万5,000本の登録アプリ、全世界で150億ダウンロード

左からiPod touch、iPhone 4、iPad 2という3つのiOSデバイス

まずはじめに、iOSデバイスの現在の状況のおさらいから。

先日日本でも発売となったiPad 2は非常に好評をもって受け入れられ、iPadシリーズとしてのワールドワイドの販売台数は2,500万台になったという。史上最速の急成長をとげた家電製品であると言う人もいるとか。「製品の新しいカテゴリを作った」と同氏が言うのも、あながち大げさではないだろう。

「4年前に発売され、携帯に革命を起こした」というiPhoneについては、直近の2011年第2四半期における販売台数は1,860万台で、四半期単位の販売台数としては過去最高。「iPhoneの勢いはまだまだ続いている」という。

iPod touchは現在iPodシリーズの一番人気商品。ジャイロ・加速度センサー・Retinaディスプレイといった機能を内蔵し、10万タイトル以上のゲームアプリを擁していることから、もっとも人気のあるゲーム機という側面もある。実際に昨年の販売台数ではニンテンドーDSとPlayStation Portableを合計したものを上回っているとのこと。このあたりのiPod touchのゲーム機としての側面については、以前にマイコミジャーナルでもご紹介した

それぞれのデバイスが成功した結果、現在iOSの総販売台数は2億台に上る。そしてアプリのダウンロード総数も、先日マイコミジャーナルでもお伝えしたとおり150億本を超えている。登録されたアプリ数も42万5,000本に達しており、特筆すべきは登場してまだ1年半しかたっていないiPadの対応アプリが10万本以上になっているということ。同氏が「これがiPadのプラットフォームとしての成功につながっている」だというのも頷ける。

iOSアプリの登録数は42万5,000本以上。ダウンロード総数は先日150億を突破した