やはり気になるのはアドオン

Mozillaでは、Firefox 5以降、旧バージョンに対応していたアドオンは基本的に新バージョンにも対応しているものとして扱われる、との見解を表明している。さらに不具合があった場合には、β版の公開6週間前に作者への通知を行うとのことである。では、現状はどうか?実際にアドオンサイトを見てみてみた。図12は、IE Tab 2である。

図12 IE Tab 2アドオン

すでに7.0のα版に対応しているのがわかる。筆者の見た範囲であるが、人気のあるアドオンについては、ほとんどがFirefox 5に対応していた(ごく最近に対応したアドオンもあるが)。Mozillaでは、バージョン4の際と同様にアドオン互換センターで、対応状況を公開している。

図13 アドオン互換センター

[互換性報告を表示]をクリックすると、図14のように互換性報告が表示される。

図14 互換性報告

さらに、[詳細な報告を表示]をクリックすると、個々のアドオンごとの対応が、利用者が多い順番で表示される。

図15 アドオンごとの対応状況

これを見てもわかるように、バージョン4までにしか対応していないアドオンも確かに存在しているのがわかる。上述したように、Firefox 5のリリース直後に対応したアドオンも少なくない。高速リリースサイクルも始まったばかりであり、今後、よりスムーズな対応が行われていくものと期待したい。