Firefox 5の新機能など

さて、Firefox 5の新機能であるが、リリースノートによれば、以下となる。

  1. CSSアニメーションに対応
  2. Do Not Trackヘッダ送信の設定を見つけやすいところへ移動
  3. パフォーマンス向上のため、HTTPアイドル接続方式の調整
  4. Canvas、JavaScript、メモリ、ネットワーキングのパフォーマンスを強化
  5. HTML5、XHR、MathML、SMIL、CanvasといったWeb標準への対応を強化
  6. 一部の言語でスペルチェックの精度を強化
  7. Linuxデスクトップ環境との統合を強化
  8. WebGLコンテンツがクロスドメインテクスチャを読み込めなくなった
  9. バックグラウンドのタブで設定されている setTimeoutとsetIntervalのタイマー間隔が、パフォーマンス向上のため1000msに固定
  10. いくつかの安定性に関わる問題を修正
  11. いくつかのセキュリティ問題を修正

となっている。起動画面からもわかるように、ルック&フィールでの大きな変更は行われていない。まずは、CSSアニメーションであるが、CSSの機能を使い、動きのある表現を行うものである。図10はMDNで公開されているデモの1つである。

図10 「Watch me move」が左右に移動する

ぜひ、Firefox 5で実際に動きを体験してほしい。Do not Trackは、4.0で実装された機能であるが、ユーザーのオンラインでの行動追跡などを拒否するなどの仕組みである(実際には、Webサイト側のこれからの対応次第であるが…)。Firefox 5ではすべてのプラットフォームでこの機能に対応することとなった。オプション画面では、図11のようにわかりやすい位置へ変更された。

図11 Do not Trackの設定メニュー

以前は、[詳細]タブにあったが、[プライバシー]タブのトップに変わった。速度面では、HTTPアイドル接続方式の調整でどのくらいの効果あるのか、機会があれば試してみたい。