SSDオンボードのZ68マザー

GIGABYTEの「GA-Z68XP-UD3-iSSD」は、mSATAタイプのSSDをオンボード搭載したZ68マザーボード。SSDはIntel製の20GB SLCモデルで、「Smart Response Technology(SRT)」のキャッシュとして利用することにより、HDDのパフォーマンスを向上させることが可能だ。価格は23,000円前後と、SSD無しモデルに比べて5,000円ほど高くなっている。

GIGABYTEの「GA-Z68XP-UD3-iSSD」。初のSSD搭載モデル

マザーボード中央のmSATAスロットにSSD基板が実装済み

「UD3」という下位クラスでSSD搭載モデルが出たのは、「ハイエンドユーザーならもうSSDを持っているだろう」という判断だろう。また、この製品には「EZ Smart Responseユーティリティ」が付属しており、このツールを使えば自動で簡単にSRTの設定が可能。初心者だがSRTを使ってみたい、というユーザーには最適と言えるだろう。

GIGABYTEからは、同時に「GA-Z68P-DS3」という低価格モデルも新発売。2オンス銅箔層の「Ultra Durable 3」には非対応だが、価格は13,000円前後と、Z68チップセット搭載モデルとしては安価だ。このモデルもmSATAスロットを搭載しているが、現時点でSSDの単品販売は行われていないので注意。

GIGABYTEの「GA-Z68P-DS3」。シリアル/パラレルも装備している

このモデルにもmSATAスロットがあるが、SSDは搭載されていない

990FX搭載の高機能マザーボード

990FX搭載マザーボードとしては、今週はMSIから上位モデルの「990FXA-GD80」が登場。Hi-c CAPなどを搭載した同社の「ミリタリークラスII」に準拠しており、オーバークロック時の安定した動作を実現している。CrossFireに加え、もちろんSLIにも対応するが、NVIDIA側のドライバー提供が遅れており、SLIについては後日対応とのこと。価格は27,000円~28,000円前後。

MSIのSocket AM3+マザーボード「990FXA-GD80」

5,000円台で買えるSandy Bridge対応マザー

ECSの「H61H2-I2」は、H61チップセットを搭載する安価なMini-ITXマザーボード。Sandy Bridgeが使えるという以外、スペック的にこれといった特徴はないものの、5,800円前後という低価格は魅力だ。USB 3.0等の機能が不要であれば、こういった割り切ったスペックの製品を選ぶのもアリだ。

ECSの「H61H2-I2」。シンプルな機能のMini-ITXマザーボード