なお、Windows OSにはアプリケーションの起動方法として様々なものがあります。Linuxなどと同じように、コマンドから起動できるようにするため、ちょっとしたチューニングを行いましょう。Windows 7の「ファイル名を指定して実行」は実行ファイル名を把握しているコマンドを実行する際に便利な機能ですが、ここからVimを呼び出すには、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\App Paths
キーで定義されているパス参照を拡張します。
管理者権限でレジストリエディターを起動し、同キー下に「vim.exe」というキーを新規作成し、「(既定)」のデータ値をgvim.exeを含むフルパス、文字列値「PATH」のデータ値にVimを展開したフォルダーのフルパスを入力します。これで、ファイル名を指定して実行から「vim」を実行すればGUI版のVimが起動するようになりました(図10~19)。
図11 レジストリエディターが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\App Pathsまでキーをたどって開きます |
図14 右ペインにある「(既定)」をダブルクリックし、gvim.exeを含むフルパスを値のデータに入力して<OK>ボタンをクリックします。画面の例では「C:\Program Files\Tools\vim\gvim.exe」としました |