新しい「LaVie S」の重量は、以前と同じく約2.4kg。毎日持ち歩くというには重いが、ちょっとした移動は全く苦にならない。本体サイズは横幅が2mm小さくなった372mmで、厚さもわずかながら薄くなり、34.8mm。家庭内で持ち歩くのはもちろん、使わない時には本体を棚などにすっきりと片付けておきたいというユーザーにも扱いやすいサイズとなっている。

ディスプレイを開いた時の高さは、前モデルと比較して約4.2mm低くなっている。ぱっと見ただけでは気づきづらい小さな違いかもしれないが、より薄く、よりコンパクトにという努力が感じられるデザインだ。

光沢仕上げのボディカラーは4色用意されている。ルミナスレッド、エクストラホワイト、スターリーブラックの3色は前モデルからの継続で、新色としてシャンパンゴールドが加わった。ゴールドといっても黄色みは薄く、とても上品で高級感がある。ディスプレイを開いた内側は、ベゼル部分とキーボードがブラック、パームレスト部分やキーボードとヒンジの間がシャンパンゴールドという2トーンカラーだ。

スリムで凹凸のないデザインのボディ。新色のシャンパンゴールドなど、計4色が用意されている

ディスプレイは消費電力も少ないスーパーシャインビューLED-EX2液晶を採用。このパネルは従来採用していたものよりも厚くなるが、その分キーボード側を薄型化することで、全体としては前モデル比マイナス0.2mmの薄型化を実現している。

インターフェースは、USB 3.0ポートを1基搭載したことが大きな変化だろう。本体右側面にはブルーレイディスクドライブとUSB2.0ポート×2が配置されており、残るインターフェースは左側面に集中している。

本体右側に装備しているのはブルーレイディスクドライブとUSB 2.0×2

本体左側にはLAN、D-Sub、HDMI出力、USB 3.0、オーディオ関連のインタフェースを配置

左側面のUSB 3.0ポートは、パソコンの電源がオフの状態でも外部機器に給電できるパワーオフUSBに対応している。ただしこの機能は標準ではオフになっており、有効化するには専用ツールでの設定が必要だ。この機能を利用するつもりならば忘れず有効化しておこう。

本体手前にもうけられているメモリーカードリーダーはSDメモリーカードとメモリースティック デュオに対応したデュアルメモリースロット。SDXCにも対応する。

本体手前側、タッチパッド近くにデュアルメモリースロットが配置されている

外部ディスプレイへの出力は、D-Sub(アナログ接続)とHDMIに加えて、インテル ワイヤレス・ディスプレイ(WiDi)機能によるワイヤレス接続も用意されている。この機能を利用するにはWiDi対応のディスプレイアダプタなどが必要になるが、大画面テレビにもワイヤレスで出力できるようになる。大きな画面で映像などを楽しみたいというユーザーにとっては楽しみな機能だ。