R.O.G.シリーズがデスクトップにも拡大

R.O.G.シリーズは、ゲーマー向けブランドとしてマザーボードやノートブックPCなどが展開されてきたが、今回はこれらの新製品に加えてデスクトップPC「ROG CG8565」も登場している。Core i7-2600KにZ68マザーボード、GeForce GTX 590を組み合わせたこの製品もまた、ノートブックのR.O.G.シリーズ同様、ポリゴンのような多角形なデザインが特徴だ。

ステルス艦をイメージした? デスクトップPC「ROG CG8565」

サイズは以前ASUSが投入していたPCケースのVentoと同じくらいな印象。丸みのあったVentoに対しROGはフラットでシャープ

冷却に用いるのは水冷でフロント下部から吸気し、側面に排気を行う。また、吸気口の部分やR.O.G.ロゴマーク、各種フロントインタフェース部分が青色LEDで浮かび上がるギミックなどが見られる。フロントインターフェース部には「O.C. Button」も装備。その他のスペックは、ストレージが80GB SSDと2TB HDD(SATA 3対応)の組み合わせ、メモリはDDR3-2200で最大24GBまで搭載可能とアナウンスされている。

Z68にCore i7-2600K、GeForce GTX 590等を組み合わせ、冷却には水冷を採用している

フロントカバーを開くと2基の5インチベイとカードリーダー等が現れる

電源は下部にレイアウト。リアファンの上には水冷を追加搭載できそうな穴も見える

R.O.G.シリーズのノートブックでは、17インチの「G74」が紹介された。内部に2つのファンを搭載し、排気をきょう体後部に向け行っている「Back Flow」が特徴。従来のデザインでは、側面後部など液晶パネルより前に排気スリットが位置し、そこからの排気音がパネルに反響してしまうというが、Back Flowではパネルよりも後ろで排気するため体感上の動作音が抑えられるとアピールしている。このほか15インチサイズの「G53SX Naked-Eye 3D」も紹介された。「NAKED EYE 3D」とあるように、カメラで対象者の位置を認識する方法での裸眼立体視機能が搭載されている。

R.O.G.シリーズの17型ノート「G74」

排気口の位置を液晶パネルよりも後ろに配置することで動作音を低減する

Naked Eye 3Dは、CMOSカメラが使用者の目の位置をトラッキングし、補正をかけ3D表示するとされる

15インチサイズで裸眼立体視対応のG53SX Naked-Eye 3D