既報の通りNTTドコモは16日、携帯電話の新機種24機種を発表した。スマートフォンのラインナップをさらに拡充し、今回発表モデルは9機種、すでに発表済みの3機種を合わせ、現行モデルでは12機種を用意。ドコモの山田隆持社長は「選べる、使える、楽しめる、よりすぐりのスマートフォンが集結」とアピールする。
今回ドコモが発表したのは、スマートフォンが9機種、通常のiモード端末が12機種、LTE対応のXiサービス対応ルーターが2機種、FOMA対応データ通信端末が1機種の計24機種。9機種のスマートフォンのうち、Android OSを搭載した端末が8機種、BlackBerry端末が1機種となっている。
今回のスマートフォン9機種の特徴として山田社長は、8つの特徴をアピールする。最新のAndroid OSであるAndroid 2.3(Gingerbread)を8機種(Android端末全機種)が採用。加えて、同社が6月上旬開始予定のFOMA通信の高速サービス(下り最大14Mbps)に6機種が対応したほか、ユーザーからの要望が特に多いというおサイフケータイに5機種、 ワンセグに5機種、赤外線通信に6機種が対応した。また、防水機能に3機種、テザリング機能に7機種が対応している。
Android搭載端末として主力とされているのは「GALAXY S II」「MEDIAS WP」「XPERIA acro」「AQUOS PHONE」の4機種で、いずれも既存の「特に人気の高い4機種」(山田社長)の後継、またはバリエーションモデルだ。これに加え、「スマートフォンが初めてでも使いやすさを追求した」(同)という4機種として「F-12C」「P-07C」「Optimus bcenter」「AQUOS PHONE f」の4機種も投入する。
端末代金に関して山田社長は、月々サポートで低減化することによって、実質負担金としては3万円台半ば以下の価格になる見込みを示す。3万円台は2機種、2万円台が6機種、1万円台は1機種になるようで、「スマートフォンを買っていただきやすい価格帯になっている」と話す。