ちなみに、ベンチマークテストQuadrantを実行したところ3342(1回目はスコアが大きくぶれるため連続2回目のスコア。各テストの個別スコアはCPU:6985、Mem:3545、I/O:4125、2D:852、3D:1204)と非常に高いスコアを記録した。日本市場向けに販売されるAndroidスマートフォンの中では最もハイパフォーマンスな機種とみて差し支えないだろう(なお、この結果はあくまで発表会場の試作機で得られたものであり、発売される商品の性能に相当することを保証するものではない点をご注意いただきたい)。

ベンチマークソフト「Quadrant Professional v1.1.7」の実行結果(連続実行の2回目)。プロセッサ自体の演算能力はもちろんのこと、I/O性能も非常に高い

ベンチマークスコアと実使用時の快適さは必ずしも相関関係にあるとは限らないが、ホーム画面やWebブラウザに触れてみると、実際に極めて軽快なレスポンスとなめらかな描画を実現していることが確認できた。

ホーム画面のカスタマイズ操作を行っている様子

Webブラウザの操作。大きな拡大/縮小操作にももたつくことなく画面表示が追随する

外装デザインも日本仕様、ドコモの統一新UIも搭載

本体サイズは約126×66×8.9~10.3mmで、グローバル版の仕様である125.3×66.1×8.49mmとは1mm以下の差があるが、実際にグローバル版とドコモ版を並べてみても違いはわからなかった。重量も約120gでグローバル版より約4g重いが、これも体感できる差ではない。ケースなどのアクセサリはグローバル版用のものをそのまま装着することができるという(ただし、右上角を覆う構造のケースを使用するとワンセグのアンテナが引き出せなくなる)。

スペックシート上は微妙にサイズの差があるが、並べて見てもワンセグ用アンテナ以外の違いはわからなかった

背面電池カバーの仕上げには大きな違いがあり、グローバル版ではメッシュ状の凹凸が刻まれていたが、ドコモ版は平滑で光沢がある。すっきりして垢抜けたデザインになったが、指紋が付きやすいので好みは分かれるところだろう。

電池カバーの仕上げは外観上の最大の違いとなっている