――「Service Straight From the Heart」以外にも、キャセイならではのサービスはありますか?
「機内で販売している免税品ですが、例えばハンドクリームを買うとハンドマッサージのチケットがレシートについてくる、あるいは抽選券がついてくるなど、商品とコラボレーションをして、色々なサービスを提供しています。
日本のお客様に限っていえば、帰りに免税品を買われる方が多いのですが、特典などは香港でしか使えないものなので、行きにチェックされたほうが意外とおもしろいものがみつかるかもしれません。
実は、免税店販売用のカタログの表紙にもキャセイのクルーがのっているんですよ」
――モデルもこなされている!
「本当に貴重な体験をいろいろできて、こういう会社は航空業界でも珍しいのではないでしょうか(笑)。本当に視野が広がったと思います。日本の会社にいてはできないような経験をたくさんしています。
キャセイはチャイニーズニューイヤー(旧正月のパレード)といった、香港の一大イベントのスポンサーなども多くやっているので、毎年クルーが制服を着て参加をします。"香港"と"キャセイ"が連動しているというイメージでしょうか。本当に大きな会社ですので、街で偶然出会った人なのに『あ、私もキャセイ』ということもありました」
――そんなキャセイの社風とは?
「とても風通しがよく、大人の方が多いと思います。色々なところ(国)から集まってきていますので、みんな自立しているというか。でも、おもしろい人がすごくたくさんいるんですよ! 常に何かしら笑わせてくれる、関西人のノリというような方が多いですね。
もちろん、やることはきっちりとやったうえで、楽しんでいる、おもしろがるという、とても居心地のいい会社だと思います。色々な賞を受賞していますし、これまで培って来たものを保ちながら、更にサービスレベルをあげていかないといけないプレッシャーもありますが、充実していますね。あとはとてもよい意味でカジュアルかつフレンドリーではないかと思います」
――確かに機内でも、クルーの方がフレンドリーという印象をうけました。食事もとてもおいしかったです。
「ビジネスクラスの食器が、日本のナルミというブランドに変わりました。グラス類もとても使いやすくなっています。と同時に、機内食にも力を入れ始めまして……そうそう日本線で出ている鰻(蒲焼き)もとても美味しいですよ。
でも、英語で『イール(鰻)』と言われてもわからない御高齢の方が多かったようで『イールorチキン?』とクルーに聞かれ(イールとビーフを聞き間違えて)、『ビーフ』とおっしゃって、それに対して香港人のスタッフは「イエス」と…。牛肉だと思って蓋をあけたら鰻でびっくりされてしまったということもありました」
――これから香港を訪れる、日本人観光客におすすめのスポット、おすすめのお土産はありますか?
「ヴィクトリア・ピークがおすすめですね。やはり香港は100万ドルの夜景というのは、老若男女どんなお客様もおっしゃいますし、シンフォニー・オブ・ライツも素敵です。 お土産では、 お茶なども人気がありますが、漢方系のものなどは如何でしょう?
女性にはまつげが伸びるマスカラも人気です。効果があるものが、街中のお店にポッとおいてあったり、女性がキレイになるものが香港にはあふれています」
――最後に、今後取り組んでいきたいことを教えてください。
「キャセイのキャビンクルーとして、自分がここにいるのも、日本人の先輩方がきちんとサービスをしてきたからなので私も次につなげていくようにしていきたいですね。また、日本人のお客様には日本以外の路線にも乗っていただけるようにしていけたらと考えています。
5年というと、まだ入社して浅いほうではありますが、そんな中でも自分ができることはきっちりと。"日本人として"という気持ちを忘れずに、仕事を続けていきたいですね」
香港ディズニーランドでお得にショッピング!
キャセイパシフィック航空では4月より、開園5周年イベントを開催中の香港ディズニーランドと共同でキャンペーンを実施。香港ディズニーランド・パーク内のギフトショップにて、一度に1,300香港ドル以上の買い物をした際、購入金額より100香港ドルをディスカウントできるお得なクーポンをプレゼントする。 詳細は、キャセイパシフィック航空の情報サイト「香港スタイル」にて確認可能。そのほか、「香港スタイル」では、香港のレストランなどで使える特典クーポンも用意する。
期間:2011年4月1日~9月30日
対象:キャセイパシフィック航空・香港ドラゴン航空 日本-香港便の利用者