Fusionマザーがなぜか3種類も
AMDのFusion APUを搭載するMini-ITXマザーボードが3種類登場。いずれも動作クロック1.6GHzの「E-350」を搭載したモデルで、価格は13,000円前後となっている。
SAPPHIREの「PURE White Fusion E350(IPC-E350M1W)」は、同社としては2モデル目のFusionマザーボード。2月に発売された「PURE Fusion Mini E350」は、メモリがSO-DIMMだったり、Mini PCI Expressスロットが付いていたりと少し変わった仕様だったが、今回のモデルは比較的スタンダードな作りだ。
MSIの「E350IA-E45」は、同社としては初のFusionマザーボード。スペックはこちらもスタンダードで、基板上には比較的大きめなファンシンクが搭載されている。Mini-ITXながら8ポートのUSBポート(内2ポートはUSB3.0)を備えるなど拡張性は高い。ちなみにこのモデルは当初3月中旬に発売される予定だったが、東日本大震災の影響で出荷が遅れていた。
一方、特徴的なのがGiadaの「MI-E350」。狭いMini-ITXの基板上に、なんとMini PCI Expressを2つも搭載しているのだが、その代わりに通常のPCI Expressスロットが用意されていないという割り切った仕様。バックパネルのUSBポートは豊富(USB2.0×4/USB3.0×2)なのであまり困らないだろうが、購入の際には注意したいところ。
ASUSのMini-ITXマザーも3種類
ASUSからは、Mini-ITXマザーボードが3モデル登場している。
「P8H67-I」はH67チップセット搭載モデル。電力管理チップ「EPU」やオーバークロック機能「GPU Boost」など、同社独自機能を搭載しており、価格は14,000円前後。またH61チップセットの下位モデル「P8H61-I」は、基板レイアウトは同様だが、USB/SATAポートの数が少ないほか、RAID機能も省略されている。価格は10,000円前後。
もう1つの「AT5NM10T-I」は、Atom D525を搭載したファンレスマザーボード。従来モデルAT5NM10-Iからは、CPUが高速になったほか、メモリがDDR2からSO-DIMMのDDR3に、拡張スロットがPCIからPCI Expressに変更された。価格は10,000円前後。