2011年2月22日、都内にて開催された「コミック&イラスト作成講座」にて、イラストレーター 加藤アカツキ氏による「加藤アカツキ デジタルイラスト講座」が行われた。
書籍や雑誌に数多くの作品を掲載している加藤氏は、幼少のころは人並み程度しか絵を描いていなかったそうだ。自身がイラストに興味を持ったのは、意外にも大学時代に友人のCGツールを触らせてもらったのがきっかけだと言う。加藤氏は大学に通いながらイラストの専門学校にも通い、絵の勉強を開始。すると、徐々にイラストの仕事が舞い込んでくるようになり、生活ができるようになっていたという。加藤氏が初めて自分で買ったペンタブレットはワコムのエントリーモデル「FAVO」。その後、12インチの液晶ペンタブレット「Cintiq 12WX」を購入し、去年から「Cintiq 21UX」を導入。グラフィックツールはアドビの「IllustStudio」と「Photoshop」を併用しているとのこと。
そんな加藤氏が現在手掛ける仕事の約8割りは、児童書用のイラスト。イラストを描くときに特に気をつけているのは「構図」と「色使い」とのこと。子供たちの気を引くために、色は原色系を使いつつも、漫画のような絵になりすぎないように注意しているそうだ。