セットアップは意外と簡単だ。まず、ハードウェアを何も接続しない状態で、付属CDからPCにソフトウェアをインストールする。その後、PCアダプターをPCに接続し、次にフルHDアダプターを液晶ディスプレイやテレビに接続するだけで完了だ。PCアダプターとフルHDアダプターのペアリングは製品出荷時に完了しているため、ユーザーによる接続設定は必要ない。また、外部ディスプレイ/テレビとHDMIケーブルで接続したフルHDアダプター側も、設定は不要だ。

付属CDのソフトウェアを起動し、「ワイヤレスUSBソフトウェアのインストール」を選択

使用場所を国名で指定する

使用規約が表示されるので、確認して「同意する」をクリック。最初は英語だが、スクロールさせていくと日本語の表記が読める

この画面でインストール終了だ。PCアダプターを接続すると自動的にドライバ類がインストールされて使用できるようになる

拡張デスクトップ表示も可能

初期設定では、ノートPCと外部ディスプレイ/テレビで同じ画面を表示するクローンデスクトップモードとなっている。PCと外部ディスプレイ/テレビの表示解像度が同じであれば問題ないが、異なる場合は拡張デスクトップモードに変更してマルチモニターにしたほうが最適な画質で表示できる。設定はWindowsの「画面の解像度」で行う。「複数のディスプレイ」項目を「表示画面を拡張する」にすればよい。一般的なマルチモニタ環境の設定と同じなので、特に迷うことはないだろう。

PCの標準サウンド機能とは別に、PCアダプターのサウンドデバイスが追加されるため、独自に設定できる。接続している機器に合わせて調整可能だ。

ディスプレイ設定の初期状態はクローンデスクトップモード。「複数のディスプレイ」項目を「表示画面を拡張する」に変更すると拡張デスクトップモードになる

PCアダプターのサウンド機能は、PC搭載のものとは別のデバイスとして認識される。写真の下にある2つ(スピーカー/デジタル出力)がワイヤレスHDMIキット(PCアダプター)のサウンドデバイスだ

「拡張デスクトップモード」の画面表示。PC本体と外部ディスプレイ/テレビがワイヤレス接続という以外は、通常のデュアルディスプレイ環境と同じだ