~前回までのあらすじ~
イギリスの航空会社「British Airways(以下、BA)」さんから、「ビジネスクラスに乗って冬のロンドンを取材しませんか?」というお誘いを受け、ほとんど着の身着のまま日本を飛び立った独身ライター・山田井。しかし、実はこの旅のテーマは「カップルに最適な、ラグジュアリーでモダンなロンドンの紹介」であった。ロンドン旅行を計画しているカップルのために、たった一人での孤独な取材が始まった――。
ハイ、というわけでやってきました、初ロンドン!
今回の記事は、「恋人(特に女性のパートナー)に良い所を見せられる、通なホテル・レストラン選び」というところにスポットライトを当てて書いていきたいと思っています。 というのも、ロンドンといえば観光地としてもすでに高い人気がありますし、主要な観光名所は今さらご紹介するまでもないわけで、そうなると差が出るのは「ホテル」や「レストラン」といった"お店選び"なんじゃないかと思うからなんですよね。
で、今回BAさんが「ラグジュアリー」をテーマに用意してくれたホテル&レストランは、まさにそんな"ロンドン通が選ぶお店"ばかり!
この記事で「これは!」と思う場所を見つけたら、ぜひ旅行計画に組み込んで利用してみてください。きっと彼女に惚れ直してもらえるはずですよ!
まずは旅の前半、お世話になった「Town Hall Hotel & Apartments(タウンホール ホテル&アパートメンツ)」から。
ここはロンドンのイーストエンドの中心部に位置するホテルで、もともとは政府関連の建物だったものを、そのままホテルとして開業させたのだとか。
だからなのか、建物内には裁判所などの部屋がそのまま残されており、全体的にも重厚で気品の漂う造りとなっています。
そして僕が宿泊した部屋ですが、これがすごい。
ドアを開けると目の前に広がるのは、まるで高級マンションの一室のような光景。明らかに一人で寝るには広すぎるベッドや、ゆったりしたバスルーム。仕事用のデスクに、極め付きは豪華なキッチン! ホテルにキッチンて!
常日頃から女心に疎いことに定評のある僕でもわかります。この部屋をナチュラルに用意できる男は、モテる。
ちなみにスイートルームも見学させてもらいました。こっちは当たり前だけどさらにすごくて、
……ま、まぁここに泊まることはそうそうないと思いますけど、でも一度くらい思い出作りにはいいかもしれません。
なお、あまりにもリビングが広いので、ここに泊まる人は友だちをたくさん呼んでパーティーを開いたりもするのだとか(結婚式の2次会に使ったり)。なるほど、そういう用途でならアリかもしれませんね。
また、このタウンホールホテルは内部にあるレストランもスゴイのです。
この「Viajante」というお店は、個性豊かな創作料理で知られるシェフ、ヌノ・メンデス氏がオーナーシェフを務めるレストラン。
和食テイストを取り入れた料理の数々は、僕がこれまでに食べてきたどの料理とも違うまさに"オリジナル"のメニューで、タウンホールホテルに宿泊するならぜひ一度は食べてみてほしいものでした。
……でも、ホテルのレストランばっかりっていうのも肩肘張るし、もっとラフな感じで入れる素敵なお店はないの?
そんなあなたにお薦めしたいのは、初日の夜にディナーを食べた、「Pizza East」。
イースト・ロンドンにあるスタイリッシュな内装のピザレストランで、まるでバーのような雰囲気が何ともオシャレ。ピザはロンドンでもポピュラーな食事ですが、どうせ食べるならこういう雰囲気の良いお店をセレクトして、"デキる"ところをアピールしてやりましょう。
また、ロンドンへ行くならパキスタン料理も忘れてはいけません。
こちらは由緒あるパキスタンレストランの一つで、伝統的なパンジャブ地方の味を楽しめるお店。今回同行してくれたBAの担当者が「ここはぜひ!」と太鼓判を押してくれただけあって、味は抜群に美味しく、特にカレーとラッシーは絶品です。
ただし、このお店は人気のあまり、行列好きの日本人でもちょっと考えられないくらいにお客さんが並んでいるため、時間をズラしたり予約するなどした方が無難でしょう。
ディナーのおすすめばかりでお腹が重くなってきたところで、朝食のおすすめも。
こちらはやはりイースト・ロンドンに位置する典型的な英国コーヒー軽食店、「Albion」。イギリスの伝統的な朝食が楽しめる他、パン屋や雑貨屋が一緒になっていて、買物をすることもできます。
また、「Boundary」というホテルが併設されており、こちらもとてもオシャレなので女性には喜ばれるはず。
さあ、そんなこんなでイースト・ロンドンのおすすめホテル&レストランをご紹介してきたわけですが、次はセントラル・ロンドンにも目を向けてみましょう。……つづきを読む