NGPは、「LiveArea」と呼ばれるUIを搭載しており、そこからゲームを起動したり、ソーシャルネットワーク的な機能を利用することができる。ゲームの追加機能などを購入できるストアにアクセスしたり、フレンド登録したユーザーのゲーム状況やコメントなどを閲覧することが可能で、こうしたゲームの拡張やコミュニティ機能などを提供することで「エンターテインメント機能をより深いものにする」(平井社長)ことができるとしている。

すべてのゲームの入り口となるLiveArea

ゲームを選択したときの最初の画面

PlayStation Storeからゲームの追加機能を購入できる

ソーシャル機能の情報が更新されるとアバターがポップアップする

ソーシャルネットワーク的にユーザーの情報が表示される

さらに、ユーザーの位置情報などを共有できるアプリ「Near」を搭載。Nearでは、GPSを使ってユーザーの移動経路を自動で記録し、その経路上でNGPのゲームをしている別のユーザーの情報を取得した上で、地域ごとに人気のゲームなどを集計することが可能。Nearを利用することで、今まで知らなかったゲームに出会えたり、そのままゲームを購入したり、といったことができるという。こうした外出先で常にネットワークに接続してサービスを利用するために3G回線が使われることになるようだ。

Nearのトップ画面

移動経路で一番人気のゲームが表示される

現在地や過去の移動経路で遊ばれていたゲームが表示される

ランキングも表示でき、知らないゲームに出会えるという機能も

さらに詳細情報も確認でき、そこからStoreでの購入も可能

なお今回の会見では、3G回線のキャリアやどういった料金プランになるかなど、詳細は明らかにされなかった。グループ会社のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズやソニー本体は、携帯電話やノートPC内蔵の3G回線としてNTTドコモ回線を利用しているが、今のところ具体的な情報は公開されていない。NGPの発売は「年末を皮切りに順次発売する」(同)予定だ。