ネットジャパンは、HDDのさまざまなメンテナンスを行うことができるPowerX Hard Disk Manager 11(以下、Hard Disk Managerと略記)をリリースした。ネットジャパンのオンラインショップで、ダウンロード版とCD-R版を購入できる。
価格は、ダウンロード版が7,980円、CD-R版は9,030円。他にも複数ライセンス版なども用意されている。システム要求は、以下の通り。同社Webサイトでは体験版も公開している。
- CPU:Pentium 733MHz以上のIntel互換CPU(Vista/7の場合は1GHz以上)
- OS:Windows XP SP2以上/Vista/7(32bit、64bit)
- メモリ:512MB以上(Vista/7の場合は1GB以上)
- HDD:インストールのために150MB以上
また、光学ドライブからのCD起動が可能であることも必要である(後述のようにUSBメモリからの起動も可能)。ダウンロード版では、CD-Rなどの書き込みができる必要もある。
PowerX Hard Disk Manager 11の新機能
Hard Disk Managerのおもな新機能は以下である。
- Windows 7、64ビットOSに対応
- GPT(GUID Partition Table)ドライブに対応(2TBまで)
- 2種類のリカバリ環境(製品CDとLinuxベースのリカバリーメディア)
- Blu-rayに対応
- FTPへのバックアップ
- ファイルバックアップ機能
- 補完ファイルの作成機能
- 操作ログファイルの表示機能
- エクスプレスランチャーを実装
- 仮想HDDのマウント機能(VHD/VMDK/VDI)
- SSD(Solid State Drive)に対応
- OSの起動を管理するPowerX Boot Managerの新バージョンを同梱
ダウンロード版では、PXHDM11.zipというファイルがダウンロードされる。空のCD-Rメディアを用意し、展開されたPXHDM11_CDWriter.exeを起動する。書き込みウィザードが起動するので指示に従い、製品CDを作成する。書き込みウィザードから書き込みができない場合はISOファイルを書き出し、ライティングソフトで書き込みを行う。製品CDができたら、インストールを行う。
まず、32ビット版か64ビット版の選択があるが、わからない場合には、コントロールパネルの[システムとセキュリティ]→[システム]で確認できる(図3)。
あとは、ウィザードの指示に従う。
インストールが完了すると、再起動を促される。製品CDを取り出し、再起動する。