Quick Sync Videoを使えるアプリも充実

続いて、ソフトウェアを担当するインテルの梶原武志氏が、Sandy Bridgeの「Visibly Smart」というキャッチに沿ってQuick Sync Videoの解説や、ビジュアル面の新機能を紹介した。ビデオ処理の流れがQuick Sync Videoと従来の機能とでどう違うのか、またHyper-Threadingで処理をより短時間で行うことでトータルでのビジュアル体験を豊かにするといった説明だ。合わせてQuick Sync Videoやマルチスレッド化されたプログラミング、Hyper-Threadingへの最適化など、同社が提供している開発ツール類なども紹介されている。

Sandy Bridgeのキャッチは「Visibly Smart」

これまでソフトウェアで行っていた映像のプロセシングとエンコーディングをハードウェアで行えるのがQuick Sync Video

また、今回のサードパーティ・セッションはソフトウェアベンダー中心のものだった。サイバーリンク、トムソン・カノープス、コーレルといった映像編集系の各社は最新バージョンにおけるQuick Sync Videoへの対応やマルチスレッディングへの対応を紹介。そのほかマイクロソフトはInternet Explorer 9におけるGPUアクセラレーション、カプコンはモンスターハンターがSandy Bridgeの統合グラフィック機能で楽しめるといった点が紹介された。

サイバーリンクはMediaShow EspressoでQuick Sync Videoに対応。H.264への変換が大幅に短縮できるという

カノープスのスライドからマルチスレッド対応。どの処理にスレッドを割くかは各社腕の見せ所。マルチコアCPUやハードウェアエンコーダー、GPGPUなど様々なアクセラレーションへの対応を競ってアピールしていた

モンスターハンターベンチマークではIntel HD Graphics 3000のパフォーマンスがClarkdaleの2.6倍と紹介。同社ではノートPCでもモンスターハンターが楽しめるとアピール

モンスターハンター×インテルのキャンペーン第2弾もスタート。ドスパラやマウスコンピューター、ユニットコム系ショップやツクモ、KOUZIROなどのショップブランドPCからモンスターハンターのキャンペーン対象となる推奨パソコンが登場するとのこと