操作ボタンはタッチ式でホーム、メニュー、戻るの3つのボタンが配置されている。Android標準ではこれに検索ボタンが配置されていることが多いが、Streakではサイズ的に余裕があるにもかかわらず検索ボタンはない。これらのボタンのアイコンは横持ちしたときに正位置になるように描かれており、デルとしては横持ちにして両手で持つ、というスタイルを想定しているようだ。
表示部には静電式のタッチパネルを搭載しており、マルチタッチに対応。Webサイトや画像、地図アプリのGoogleマップなどで、指2本を使ったピンチイン/ピンチアウト操作による拡大縮小も可能だ。
ホーム画面には独自のDell Stage UIを搭載。他のAndroid端末同様にホーム画面をフリックで左右に切り替えてページを切り替えられるほか、画面の下部にタッチするとページの高速遷移も可能になる。
このDell Stage UIにはStageウィジェットが付属しており、あらかじめ用意された独自ウィジェットを張り付けて利用できる。1画面に1ウィジェットで配置する形になっているのは珍しい点だ。用意されているウィジェットはEメール、SNS、Web、ギャラリー、ホーム、ミュージック、連絡先の7種類で、大型のアイコンで見やすいウィジェットが利用できる。
Androidは、OSのバージョンアップに伴って大幅に機能が変わることがあるため、端末メーカーによってはバージョンアップに苦労することが多く、デルもAndroid 1.6搭載時は独自UIを採用していた。だが、Stage UIでは画面の高速遷移を除くとウィジェットを用意しているだけで、独自UIがほとんどなくなった。この辺りは、今後のバージョンアップ時の検証を最小限にしたいという意向が働いたのかもしれない。
ウィジェット自体は、1画面に1つなだけあって大きく、使いやすい。ホームウィジェットは、最近使ったアプリの一覧と現在地の天気/気温を表示してくれる。SNSウィジェットは、TwitterとFacebookのタイムラインを一覧表示してくれ、Eメールウィジェットは「メール」アプリ用に登録したアカウントのメールを一覧表示する。Webウィジェットでは、標準ブラウザに登録したブックマークと検索窓が表示される。連絡先ウィジェットは、アドレス帳のお気に入りに設定したアドレスの一覧表示だ。
Stageウィジェットのホームウィジェット。GPSで取得した現在地の天気や最近使ったアプリが表示される |
横向きにしても同様に利用できる。横向きにすると、隣にあるホーム画面の一部が見えるというのはちょっと面白い |
こうしたStageウィジェットは一画面に1つしか設定できないが、通常のウィジェットやショートカットなどの設定も可能だ。ホーム画面は7面までしか追加できないので、Stageウィジェットを追加しすぎると普通のショートカットなどを登録できる画面が少なくなるので、この辺りはそれぞれ使い分けるといいだろう。
基本的に独自UIはないので、操作は素のAndroid端末と言っていい。操作の派手さはないが、好き嫌いのなさそうなシンプルな操作性だ。