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というか、ここまでに入らなかったものを幾つか。筆者のブースの傍にあり、常に試す人が多く居た人気ブースが、小坂研究室(金沢工業高等専門学校 グローバル情報工学科)さんの妊婦体験システムMommyTummy(Photo49)。妊婦さんの気分を体験してみよう、ということで、単に体重や体温のみならず、実際には胎児にお腹を蹴られるといったことまで体験できるといったものだったそうである(これは筆者も試してみたかったのだが、その時間がなかった)。体験後は母子手帳を模した説明書に記念撮影の写真が付けられているというサービスぶりだったそうだ。
r-man工房のマッチ棒ロケット(Photo50)もかなりの人気だったらしい。実際にワークショップで打ち上げ体験(Movie07)なども行われたようであるが、30fpsの撮影では打ち上げの様子が全くわからない(6フレーム目でライターの炎を近づけたところ、7フレーム目にはもう打ちあがってマッチが画面から消えていた)あたり、結構なスピードで打ちあがるようだ。
動画 |
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Movie07: |
TETRASTYLEさんはテトぐるみ以外にも新作を披露された(Photo51~53)。おみやげで謎のテトラ家紋シールを筆者も頂いてまいりました。
よしをさんは精密艦船模型を展示(Photo54~56)されていた。ちょっと筆者のブースからは遠かったのだが、常にそれなりの人だかりがあるのが判るほど。近くによると、確かに紙で作られているのが判るのだが、遠目にはまるで紙と思えないところと、恐ろしくディテールを忠実に再現していることにちょっと驚愕である。
Photo54: 右から2つ目のものはカットモデルというか、内部のサンプルのようだ。勿論紙。脇にある木工用ボンドがいかにも。ちなみにこの右脇にはエヴァンゲリオンの紙モデルもあって、こちらも紙とは思えなかった。 |
Photo55: 戦艦金剛。模型全長は1mを超えていた。 |
Photo56: 金剛を別アングルから。対空砲台の作りこみとかが、すごいというよりも既に恐ろしいというレベル。脇のカットモデルの素材が、そこらのダンボールということも良く判る。 |
ところで会場の東工大自身は会場の中央で色々出展していたが、中央でひときわ目立つ模型(Photo57)は東工大理学部 地球惑星科学科 3年生の皆様。なんでも当初はJAXAからちゃんとはやぶさの模型を借りて展示する予定だったらしいが、それが流れてしまい、では自分たちで作ろうという事らしい。その脇には、今年の鳥人間コンテストの人力プロペラ機ディスタンス部門でぶっちぎり優勝を果たした機体が展示されていた(Photo58)が、展示で力尽きたといった感じであった。
体育館入り口に、遠目に謎のブースがあって、なんだろうと思ったら漫画家さんご本人が、ご自身が作られた作品展示や著作の販売をしておられた(Photo59)そうで。ご本人のページによれば260冊売れたとか。というか、帰宅して判ったんですが、奥様が会場で全五巻をいきなり買ってました(笑)。
展示とは別にワークショップも活況だった。前回のMTM05ではハンダゴテ工作をやめたTHS(TokyoHackerSpace)、今回は積極的にワークショップを行っていた(Photo60-61)。またワークショップブースの近くの向かいのThe Akaike Siblingsさんのところ(Photo62)やcloud9 scienceさんのところでも常時開催されていた。
Photo60: MTM04でもこんな感じでワークショップを随時行っていた(というか、THSのブースでキットを買ってその場で作るというシステム)のだが、不評だったのかMTM05ではハンダゴテそのものが無くなっていた。これが今回復活したのは喜ばしいように思う。 |
Photo61: 工作に勤しむ皆様。老若男女、という表現が適切なくらい見事な混じり方をしている。 |
Photo62: こちらは「作って遊ぼう! ひゆうの工作広場」というもの。意外に多くのお子様が会場にいるのだなぁ、と思うほど常時お子様に人気。 |
さて、こうしたものの他に、当然ながら「一発芸」もある。一発芸の最右翼といえばやはりNiftyのデイリーポータルZの皆様で、もう解説の必要もないというか、なんというか(Photo63-64)。ちなみにMTM05あたりから、人気イラストレーターのべつやくれい氏が、その場で適当なダンボールのきれっぱしにイラストを描いて売る事を始めており、今回もずいぶん多くの知り合いが買っていた(Photo65)。
もう一つ一発芸が、SHIN-RYUさんのマグネットシンセサイザーとペーパークラフトシンセサイザー(Photo66)。要するにシンセサイザーのガワを、ペーパークラフトで作りましたというだけである。ペーパークラフトの方はツマミまで完全に紙だが、マグネットの方はツマミに磁石が仕込んであり、本体の方はシールになっているので、例えば冷蔵庫にシールを張ってツマミをつければ、あら冷蔵庫がシンセサイザーに早変わり(笑)というアイディア商品(?)である。一発芸はある意味センスだけが問われる訳で、筆者は中々良いと感じた。
最後に展示ではないのだが、MTM04のときからメイン会場である体育館の外に移動販売車が来て食事やドリンクの販売を行ってくれる。それはありがたいし、今年はピークで5台ほどの販売車が来ていたのだが、揃いも揃ってフォルクスワーゲン・タイプ2の、それもT1モデルというのは偶然の一致なのか、何か理由があるのか(Photo67~69)。聞いてみれば良かったのだろうが、そもそも昼飯を買うどころか食う暇もなかった筆者にはその機会は恵まれなかったのが残念である。