「PC Tools Internet Security」の様々な機能
スキャン機能
ここまでがインストールしてからの一連の設定の完了となる。ここからは、個別の機能を確認していきたい。まずは、通常のスキャン機能だ。サイドバーの「スキャン開始」ボタンをクリックする。画面上で「Intelli-Scan」、「フルスキャン」、「カスタムスキャン」3タイプのスキャンを選択することができる。「Intelli-Scan」は、よく感染が発見されるポイントに絞ってスキャンする。「フルスキャン」はすべて、「カスタムスキャン」は、それぞれ自分で細かく場所やスキャンエンジンを選択することができる。
IntelliGuard
IntelliGuardは、リアルタイムでスパイウェアやトラッキング クッキー、トロイの木馬などを監視する機能。「Behavior Guard」や「Browser Guard」など常駐プログラムが起動し、PCの安全を守る。それぞれのプログラムは個別に機能をオン/オフできる。
追加できるさらに細かい設定
「設定」部分では、自動アップデートの時間設定やスケジュールのタスクなど細かい設定が可能だ。また、このウィンドウでスキャンやアンチスパムやファイアーウォールの履歴を参照することもできる。
面白い機能が「ゲームモード」。この機能にチェックを入れるとゲームや映画、プレゼンテーションなどのアプリケーションを起動してフルスクリーンモードにした時に、スケジュールスキャンや自動アップデート機能などが自動的にスキップされる機能だ。これで、ゲームや映画鑑賞などを途中で邪魔されることもなくなる。こんな時にスキャンしないでくれ!というイライラから解放してくれるだろう。
アンチスパム設定
アンチスパム機能では、ブラックリストの種類を設定できる。また、国単位でのメールのブロックも可能だ。他にもDNSでのブロックやアドレスでのブロックが可能。
「フィルタ」では、アンチスパム関する細かい設定ができる。中でも注目したいのが「学習エンジン」の設定だ。この画面から学習データのデータベースに直接アクセスしたり、大量のスパムデータを認識させることによってメールのフィルタリング機能を効率化する「トレーニングウィザード」機能を利用できる。
インストールからざっと一通りの機能を紹介してきたが、アンチウイルスはもちろんWebからの脅威対策、スパムメール対策からファイアーウォール対策と統合機能を提供してくれる。第三者評価機関AV-comparatives.orgでの高い評価実績なども有しながら、多彩な機能、リーズナブルな価格帯であることがユーザーにとっては大きなメリットになるだろう。