「PC Tools Internet Security」 |
「PC Tools Internet Security」は、PC Toolsが提供するセキュリティソフト。本誌でも7月に日本の小売店市場への参入についてのインタビューを行っているが、日本ではBBソフトサービスがSoftBank SELECTIONブランドで販売している。世界25カ国で約1億5,000万人の利用がある同社のSpyware Doctor with AntiVirusをはじめ、不正侵入対策、迷惑メール対策、スパイウェア対策など統合セキュリティソフトとして展開している。1年1台用の価格が1,980円(更新料173円)、1年2台用が価格3,980円(更新料347円)とリーズナブルな設定ながら、ファイルレピュテーション技術「Behavior Guard」やWebからの脅威に対応する「Browser Defender」なども搭載。省電力モードやアイドルモード、ゲームモードなどユーザーサイドにたった仕組みなどユーザーへ配慮した機能を提供しているのも特徴だ。新バージョンでは新たにメモリのデータをスキャンする「メモリスキャナ」機能、クラウド環境に適合したダウンロードデータをチェックする「Download Guard」機能などが追加された。
「PC Tools Internet Security」を特徴付ける機能のひとつが「IntelliGuard」と呼ばれる複数の機能によるリアルタイムプロテクション。「Site Guard」、「Cookie Guard 」、「Browser Guard」など個別のツールの集合によって、トロイ木馬やフィッシング攻撃、有害サイトなどからリアルタイムでユーザーを守る。これらの機能は、個別に設定することが可能だ。IntelliGuardの主な機能以下の通り。
Behavior Guard:ゼロディ攻撃に対処
Browser Guard:ブラウザの保護、信頼できるアドオン・プラグインリスト、アドウェア対策
Cookie Guard:悪質なクッキーの駆除
Download Guard:ダウンロードデータを監視
Email Guard:Eメールのスキャン
File Guard:悪意あるアプリケーションの監視
Network Guard:ネットワークの監視機能
Rootkit Guard:悪意のあるプロセスやルートキットの検出
Site Gurad:悪意のあるWebサイトを監視
また、メールフィルター機能には、Microsoft Outlookおよび Mozilla Thunderbird 用の「PC Toolsアンチスパムツールバー」をインストールすることができる。このツールバーを使って上記のメールソフトウェア上でスパムメールの設定を行うことができる。フィルターは学習機能を持つので利用するほど効率的にスパムメールを処理することができる。PC ToolsのWebサイトでは無料体験版を公開しているので試しにダウンロードすることも可能だ。対応OSは、Windows XP(SP2) / Vista / 7となる。
「PC Tools Internet Security」のダウンロードとインストール
PC ToolsのWebサイトにアクセスして、「PC Tools Internet Security 2011」をダウンロードする。まず、サイトにアクセスしたら、画面上部のメニュー(図1)の中から「PC Tools Internet Security」を選択してクリックする。
図1PCtoolsのWebサイト |
「PC Tools Internet Security 2011」の概要を紹介するサイトが表示される。その右側上部に「今すぐダウンロードを開始」ボタンがあるので、それをクリックする。
クリックするとダウンロードサイトにアクセスして、セットアップ用ファイル「issetup.exe」が自動的にダウンロードされる。ダウンロードを許可して、ファイルをローカルに保存する。
ローカルにファイルが保存できたら、さっそくダウンロードしたファイル「issetup.exe」をダブルクリックしてインストールを開始する。セキュリティ警告が表示されるが無視して「実行」ボタンをクリックする。するとセットアップウィザードが表示される。後は指示に従ってインストールしていこう。