Word 2011、Excel 2011、Power Point 2011は、起動時にそれぞれのテンプレートのギャラリーが表示されるよう初期設定されている。テンプレート自体は旧来のOfficeでも用意されていたアイテムだが、Office 2011では「Office.com」提供のオンラインテンプレートが利用可能になったことがその大きな特徴だ。
「Office.com」内のテンプレートには、マイクロソフト社だけでなく、Officeの利用者が提供した物も含まれていて、今後さらなる充実を見込むことができる。
テンプレートギャラリーの使い方はごく簡単で、インターネットに接続した状態で[オンラインテンプレート]をクリックすればよい。するとテンプレートのジャンルが表示され、ジャンルを選ぶとその中のテンプレートを見ることができる仕組みだ。
利用したいテンプレートを選んだら、[選択]ボタンをクリック。するとテンプレートを流用した新規ドキュメントが作成され、必要な箇所を修正するだけで完成度の高いドキュメントが出来あがる。
また、Power Point 2011の「プレゼンテーションギャラリー」では、色やフォントの選択が可能となったことにも触れておきたい。こちらはオンラインのテンプレートには利用できないが、オフラインのテーマ、テンプレート選択時に利用できる。
WordやExcelに比べ、テーマやテンプレートを利用することの多いPower Pointだけに、この時点で色味やフォントなどを調節し、そのイメージをしっかり掴んでからテンプレートを選べるのは効率的かつありがたい改良だ。