既報の通りKDDIは18日、今秋から来春にかけてのau携帯電話の新製品を発表した。発表会のほとんどはスマートフォンの新機種の説明などに費やされ、同社の代表取締役執行役員専務の田中孝司氏は、「本気のau、こだわりのauを見せていきたい」と意気込んでいる。
今回発表されたのは、スマートフォンのISシリーズ3機種、従来の携帯電話14機種、iidaブランドの端末2機種。さらに電子ブックリーダーとして「biblio Leaf SP02」、モバイル無線LANルーター「Wi-Fi WALKER DATA05」、モバイル無線LANターミナル「NEX-fi」、タブレット端末「SMT-i9100」の23機種。今年秋冬モデルは14機種、春モデルは9機種となっている。
無線LANルーターの「Wi-Fi WALKER」。海外ローミングは非対応 |
電子ブックリーダーの「biblio」。「2,000冊の本が保存できる。小説だと300kgになるが、これは300g弱」(田中専務) |
Samsungのタブレット端末。液晶サイズなどはNTTドコモが発表したGALAXY Tabに似ているが、携帯機能は内蔵せず、基本的には自宅で利用されることを想定しているという。UIはOcean Observationsのものを採用した |
発表会で登壇した田中専務は、これまで「auらしさがなくなったと批判されてきた」と指摘し、「そのほとんどがスマートフォン(への展開)の遅れ(に対するもの)」(田中専務)だと話す。
それに対してKDDIが「復活のプロジェクト第1弾」(同)として10月4日に発表したのがシャープ製スマートフォンの「IS03」だ。IS03は、Android OSを搭載した端末ながら日本の携帯電話固有の機能を盛り込んでおり、スマートフォンへの本気度を示す端末として位置づけられている。