「Live5pb.」は基本的に5pb.よりリリースされた楽曲が中心となるが、少々異色のアーティストとして登場したのはELISA。まずは、バイオリンの音色とともに、ELISAのデビュー曲であり代表曲ともいえるTVアニメ『ef - a tale of memories.』のOPテーマ「euphoric field」を披露。そして、今回の出演理由ともいえる、志倉千代丸氏が作詞・作曲を担当した「鵬翼のプロフェシア」と「聖櫃のプロフェシア」をメドレーで歌い上げ、その透きとおるような歌声で観客を魅了した。
続くステージを飾ったのは長谷川明子。緑色のサイリウムの波に包まれながら、PCゲーム『白銀のカルと蒼空の女王』のEDテーマ「Sunrise!」、そしてFM西東京ラジオ『teknohauswt』のOPテーマ「2100年の東京タワー」という、7月にリリースされた2ndシングルの収録曲を立て続けに歌い、さらに古代祐三氏をゲストに迎えて、10月27日にリリースされる3rdシングルから、PSP『クリミナルガールズ』のOPテーマ「I Can Fly」を披露する。「一年を通して健康でいられたら」という古代氏に対して、「塩辛いものが大好きなのだが、来年は(健康のために)抑えていきたい」という長谷川。なぜか来年の抱負が健康談義に……。
喜多村英梨と今井麻美のユニット「ARTERY VEIN」がステージに登場。間島からの問いかけに「愚問だね」とキャラを作る喜多村に、会場は妙な盛り上がりをみせつつも、動脈と静脈を表す「ARTERY VEIN」というユニット名にあわせたような赤と青のサイリウムが揺れる中、PSP『コープスパーティーBR』のEDテーマ「Confutatisの祈り」と挿入歌「闇に濡れたCatastrophe」をしっとりと、そして激しく歌い上げる。なお、来年の抱負について、「(今回の会場であるJCBホールに)今度は単独で立ってみたい」という喜多村だったが、今井からは「勝手なことを言わないで」とのツッコミが……。
1stステージでAsrielとしてステージを飾ったAsrielのKOKOMIが、今度はソロ名義でリリースされるPS3『うみねこのなく頃に』のOPテーマ「誓響のイグレージャ」を披露。Arielの楽曲は基本的に黒瀬圭亮氏が作曲を手掛けるが、この曲は志倉千代丸氏が作詞・作曲を担当しており、普段とは異なるKOKOMIの一面を垣間見ることができる。なお、Asrielは12月18日に日本青年館で単独ライブを行う予定となっているので、こちらも注目しておきたい。
大いなる盛り上がりをみせる「Live5pb.2010」だが、ついにラストバッターとなる彩音がステージに登場する。まずはダンサー4人を従えて、PCゲーム『11eyes -Resona Forma-』のOPテーマ「十字架に捧ぐ七重奏」、そしてXbox 360『メモリーズオフ ゆびきりの記憶』のTrueEDテーマ「想い出はゆびきりの記憶へ」を歌い、一際大きな歓声を受けつつ、オーラスとなるPCゲーム『11eyes -罪と罰と贖いの少女-』のOPテーマ「Lunatic Tears...」を熱唱してステージを締めくくる。現在アルバムを製作中という彩音。年明けの1月9日には渋谷AXでのライブを控えるなど、年末から年始にかけての動向もしっかりチェックしておこう。