原研哉、永原康史両氏が毎回、さまざまな分野の専門家を招き、オンスクリーンでのタイポグラフィを考える会「言葉のデザイン2010」。9月21日(火)、東京ミッドタウン内のインターナショナル・デザイン・リエゾンセンターで行われた第四回は「デザイナーたちのオンスクリーン」と題し、松本弦人と小泉均の両氏をゲストスピーカーに招いた。
二人を紹介するにあたり、ディレクターの永原康史は、こうコメントした。
「私自身、この20年間、電子メディアの開発に関わってきましたが、同じように、松本さんも、その可能性を検証してきた方だと感じています。一方、小泉さんは、スイスタイポグラフィの実践者であり、オンスクリーンメディアからは、ある意味、遠い場所にいる方だと思っていましたが、しかし、ご自身の著作を、いち早く、iPhone用のアプリとしてリリースなさった。いま、デザイナーたちは、オンスクリーンメディアと、どう向き合っているのか。現場の声を聞かせていただければと思います」