そんな訳で入手したのは、実は9月29日の事であり、まだ1週間と経っていない(原稿執筆時点では)。まだ自分好みにカスタマイズの途中という感じで、あまり突っ込んだレビューにはならない事をあらかじめお断りしておく。ちなみにカード決済の関係で、日本円での金額はまだ確定していないが、まぁ7万円位になると思われる。
ところでパッケージ側面にはこんな具合で(Photo02)、CEマークはあっても技適マークは無い。予想はしていたが、ちょっと「がーん」である。auはともかくNTT DoCoMoとSoftbankについては、技術的にはSIMさえ入れれば利用できそうに思える(Photo03)のだが、これは明確に電波法違反となってしまうのが残念である。
もちろん法規的には3GのみならずWi-FiやBluetoothもアウトで、このあたりは日本では今のところテストが不可能である。もっともご存知の通り今年4月28日に法改正が行われ、画面上で技適マークが表示されればOKということになったが、Androidに関して言えばこれが実現するのは2.2からとなる見込みで、現状1.6のStreakでは望むらくもない。ただこれは購入時点で予測が付いたことでもあり、そのためアムステルダムで、Streak購入時点で即座にその場でのテストをお願いしておいた。そんなわけで、
- 3G環境テストは見送り(O2相手にやっても意味が無いので)
- Wi-Fi/Bluetooth環境は、アムステルダムでポータブルWi-Fi相手に実施
- 日本ではエアラインモード(電波を一切出さないモード)のみでテスト
という形でのレポートとなることをご了承いただきたい。
パッケージ:とりあえず充電どうしましょう
さて、パッケージはこの箱だけである(Photo04)。側面にはこんなオプションがあることが示されている(Photo05)が、同梱品はこんな感じで(Photo06)車載用マウントは同梱されない。イヤホンはマイクも兼用になっているタイプで、とりあえず使った感じでは可も不可もなく(Photo07)。音質云々はちゃんとエイジングが済んでからの方が良いだろうとは思うが、マイクを使わなくても良ければ通常のステレオヘッドホンがそのまま利用できるので、まぁあまり問題にはなるまい。
Photo04:外装箱の寸法は195mm×75mm×110mm(幅×高さ×奥行き) |
Photo05:このページによれば車載用アームが別売りで用意されているらしいのだが、Dellのページでは発見できず。まぁ汎用のPDAアダプタでもいけそうではあるが |
Photo06:本体と充電ケーブル、ACアダプタ、及びマイクロファイバー製のバッグと取扱説明書のみである |
Photo07:とりあえず使った感じで言えば、ちょっとゴムが硬かった。これも使い込めばなんとかなりそうな気もするが |
問題はUSBケーブルである。これは充電ケーブルもかねているわけだが、一見してiPhone/iPodのケーブルに似ているものの(Photo08)、実は互換性なし(Photo09)。ということで、ケーブルは使いまわしができない。加えて付属するACアダプタが難物である。アダプタ自身はユニバーサルで利用する国にあわせてアタッチメントを切り替えるスタイルだが(Photo10)、ご覧のとおり日本では利用できないアタッチメントしかない。
Photo08:左がStreakのケーブル。Dellのロゴ入りのケーブルまとめフックはなかなか使い勝手が良い。右は、なぜか我が家に転がっているiPod/iPhone用のUSB充電ケーブル |
Photo09:上がStreak、下がiPhone/iPod用。コネクタの形状は一見似ているが、よく見る問全然別物 |
なので、必然的に他のACアダプタを探す必要があるのだが、Streakは外部からの充電はUSBのBattery Charging Specificationに準拠している必要がある関係で、案外に日本で売られている多くのUSB充電器ではそのまま利用できなかったりする。幸いにもPCに直接接続しての充電が可能なのでとりあえずは問題ない(Photo11)のだが、長期的にはUSB延長ケーブルを買ってきて、図1の様な加工を行うことで、通常のUSB電源からの充電が可能になるだろう(こうした製品も販売されていると聞いたことがあるが、残念ながら筆者は見つけられないでいる)。