「Acronis True Image 2010 Plus Pack」

Acronis True Image 2010シリーズは、一部の機能をオプション化し、万人は必要としないが一部のユーザーには必須とも言える機能を分割することで、本体価格の高額化を防いでいる。その有償オプションとなる「Acronis True Image 2010 Plus Pack」は、異なるハードウェア構成を持つコンピュータへの復元を容易にするため、デバイスドライバを事前に取り込む「Acronis Universal Restore」。今後注目を浴びるであろう「ダイナミックディスク」のサポート。Windows PE環境へ自身を組み込む「Windows PEのサポート」の3機能をサポートし、「Acronis True Image Home 2010」を十二分に活用するために欠かせない追加パッケージとなる。本記事の最後は、このAcronis True Image 2010 Plus Packを用いたバックアップ環境の構築手順を解説しよう。

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まず、Acronis True Image Home 2010 Plus Packは、店頭などで販売しておらず、Webサイトからのダウンロード販売のみとなる。価格は2,940円、普段お使いのWebサイトから購入するといいだろう。ダウンロードした「ti13powerpack_s_n.exe」をダブルクリックし、セットアップウィザードの指示に従って進めればよい。ユーザーが判断に迷う分岐点はほぼ皆無だ。

ちなみにAcroins True Image Home 2010 Plus Packのインストールを完了するには、コンピュータの再起動が必要となる。また、導入後はAcroins True Image Home 2010のスプラッシュスクリーン(起動画面)が変化し、製品名に「Plus Pack」の文字列が加わるので、お使いの環境でPlus Packが導入されているか判断しやすいはずだ。(図01~12)。

図01 まずはダウンロード購入した「ti13powerpack_s_n.exe」をダブルクリックする

図02 「Acronis True Image Home 2010 Plus Pack」のメニューが表示されるので、「Plus Pack for Acronis True Image Homeのインストール」をクリック。これでセットアッププログラムが起動する

図03 セットアッププログラムが起動したら、<次へ>ボタンをクリックする

図04 エンドユーザーライセンス契約が表示されたら、内容をよく確認し、同意できるようであれば<同意する>をクリックして選択してから<次へ>ボタンをクリック

図05 64文字のプロダクトキーを入力し、<次へ>ボタンをクリックする

図06 セットアップの種類は通常<標準>ボタンをクリックして同種類を選択すればよい

図07 インストール先のフォルダを変更する場合や、コンポーネントを取捨選択する場合は<カスタム>ボタンで呼び出す本画面から操作する

図08 管理者オプションの選択はバックアップツールという性格上、<このコンピュータを共有するすべてのユーザーにインストール>が選択されているのを確認し、<次へ>ボタンをクリックすればよい

図09 最後に各種設定が表示される。内容を確認し、問題が内容であれば<実行>ボタンをクリック

図10 これでAcronis True Image Home 2010 Plus Packのインストールが行われる。完了を示すメッセージが表示されたら、<閉じる>ボタンをクリック

図11 コンピュータの再起動をうながされるので、<再起動>ボタンをクリックしてコンピュータの再起動を実行する。これでAcronis True Image Home 2010 Plus Packのインストールが完了した

図12 Acronis True Image Home 2010 Plus Packインストール後はスプラッシュスクリーンが変化する