候補生の能力を測定!

おまけとして、ちょっとしたゲームを2人の選手候補生と現役の梅内幹雄選手に試してもらった。そのゲームはiPhoneアプリの「Touch the Numbers」。5×5の升目に1から25までの数値がランダムに入っていて、数字を1から順に押していき、25を押し終えた時点のタイムを計測するゲームだ。このゲームをお願いしたのは、実は理由がある。それは、周辺視野の能力を測ることができるからだ。

デビュー前から記者の挑戦に挑む佐藤摩弥候補生

周辺視野とは、視線を向けたときに中心の視野から外れて、ぼんやりと見える領域のこと。中心視野が物を認識するのに対し、周辺視野は動く対象物を見つける役割を果たす。この周辺視野がうまく機能すれば、オートレーサーは、レース中の他の選手の動きを幅広く認識したり、危険を察知したりすることができるに違いない。瞬時の判断が求められるオートレーサーにとっては必須の能力といえるだろう。

ということで、オートレーサーの身体能力とはいかほどのものか、3人に試していただいた。

条件はiPadを使用(iPhoneアプリの2×バージョン)、各人2回ずつのトライアルとした。結果は以下の表で確認して欲しい。

名前 1回目 2回目
梅内幹雄選手 15秒859 18秒485
佐藤摩弥候補生 16秒192 20秒758
坂井宏朱候補生 14秒117 13秒121

1位になったのは、現役選手を抑えた坂井宏朱候補生。2位は現役の梅内幹雄選手。3位は佐藤摩弥候補生という結果に。

ちなみに、記者が初めて試したときは20秒そこそこだったと記憶している。腕に覚えのある方は、一度トライしてみてはどうだろう。オートレーサーになるには、満16歳以上という制限以外、年齢的な上限はないので、運が良ければ、あなたも年収1億円を稼ぎ出すオートレーサーになれるかもしれない。