1日(米国時間)に米サンフランシスコで開催されたAppleの音楽・映像関連スペシャルイベント。キーノートのステージに現れたSteve Jobs氏の雰囲気がいつもと違っていた。どこかスッキリとしている。おなじみのグレイのニューバランスのスニーカーにジーンズ、そして黒い長袖の……んっ、タートルネックじゃない。すごく微妙だが、Jobs氏のファッションが変わったのは個人的にはいきなりサプライズだった。それが予兆だったとは言わないが、この日のキーノートでは大部分の時間で"チェンジ"が語られた。
まずアップルストアの最新情報を紹介したあと、Jobs氏は最初に来週リリース予定の「iOS 4.1」を取り上げた。近接センサーとBluetoothの問題のほか、iPhone 3GでのiOS 4のパフォーマンスの問題を修正したという。さらに写真のハイダイナミックレンジ合成、HD動画のWi-Fi経由のアップロード、TV番組レンタル、Game Centerなど、マイナーアップデートながら数多くの新機能を備える。
続いて「iOS 4.2」を初公開と、前半からサプライズ登場だ。同バージョンはiOS 4のすべてをiPadにもたらすアップデートになるという。またあわせて、印刷機能と「AirPlay」を追加する。AirPlayは、Wi-Fi経由でオーディオをストリーミングするAirTunesが進化したもので、新たにビデオと写真も扱えるようになる。