まずはスペックに注目しよう。CPUは、Core i5-430M、Core i7-740QM、Core i7-840QM、Core i7-940XMの4種類から選択できる。Core i5-430M(デュアルコア)以外は、クアッドコアだ。そして、すべてのCPUに負荷や発熱に合わせて自動的に動作コア数やクロックを変化させるTurboBoostを備え、マルチコアに対応していないゲームでも、高いパフォーマンスを発揮できるのが魅力だ。また、ハイパー・スレッディングも備え、Core i5-430Mは4スレッド、それ以外は8スレッドの処理に対応する。

ゲーミングPCの心臓部といえる、グラフィックスのBTOが充実しているのも大きな魅力だ。ミドルレンジのGeForce GT 240M(512MB)、ATI Mobility Radeon HD 5730(1GB)のほか、ハイエンドに位置するATI Mobility Radeon HD 5850(1GB)、GeForce GTX 260M(1GB)をラインナップ。それぞれ高い3D性能のほか、ハイビジョン映像の再生支援を備えている。

ロゴやスピーカー、キーボードなど合計10箇所の光る色を設定できる

タッチパッドに手のひらが触れた際の感度を調整できるなど、それぞれのユーザーにマッチした入力環境を整えられるのも魅力

気になる性能をチェックしていこう。定番の3Dベンチマークソフト「3DMark Vantage」、PCの総合ベンチマークソフト「PCMark Vantage」、オンラインRPG「ファイナルファンタジーXI」のベンチマークソフト「Vana'diel Bench 3」、高品質なグラフィックのサバイバルホラー「バイオハザード 5」のベンチマークソフトをそれぞれ実行した。Windows エクスペリエンス インデックスも確認している。

なお、GeForce GTX 260Mのスペックはコアクロックが1375MHz、プロセッサが112基。CUDA、PureVideo HD、PhysXもサポートしている。ベンチ結果は第3回の「Alienware M11x」と比較してほしいが、バイオハザード5では約2倍のスコアとなった。しかも、1,600×900ドットの高解像度でも高い数値を出しており、ゲームのプレイで不満を感じることは少ないハズだ。

■3DMark Vantage

3DMARK 5675
GPU SCORE 4906
CPU SCORE 10711

■PCMark Vantage

Score 6267
Memories Score 4500
TV and Movies Score 4293
Gaming Score 6530
Music Score 5830
Communication Score 4255
Productivity Score 5438
HDD Score 4138

■Vana'diel Bench 3

High 9806
Low 7204

■バイオハザード5ベンチ

1,280×720 65.7
1,600×900 57.3

Windows 7のエクスペリエンスインデックス