豪華客船でオーロラハンティング

フッティルーテンは、ノルウェー南部のベルゲンから北上して北極圏に入り、ロフォーテン諸島やハシュタ、トロムソなどに寄港して、最北の寄港地キルケネスからベルゲンへと戻る定期船。この約2,000kmにも及ぶ航路を11泊12日かけて往復する。オーロラベルト地帯も航路に入っているため、つまり、フッティルーテンに乗りながらオーロラ鑑賞ができるというわけだ。もちろん、全航路を乗船する必要はないので、例えば、空路でオスロ経由トロムソへ。そこからフッティルーテンでハシュタやロフォーテン諸島へ向かって南下していく中でオーロラハンティングをするのもよし。これまたオーロラベルト上にあるフッティルーテンの終着港・キルケネスを目指すのもいいだろう。

フッティルーテン。写真はノールリス号で乗客定員は691名

昼間の姿も迫力があって素敵だが、夜も魅力的な姿を見せてくれる。写真はコングハラルド号

快適なキャビン

ノルウェー北極圏では街中でのオーロラ鑑賞が可能だと先に述べたが、フッティルーテンでも非常に快適な船旅を堪能しながらのオーロラハンティングが可能だ。フッティルーテンの客室は、大半が2台のベッドとシャワー、トイレ完備。客室の多くは海側にあり、窓があるため圧迫感もない。船には様々なタイプがあり、運行スケジュールが決まっているので船を選択することはできないが(予定表を見て乗りたい船の航行日に旅程を合わせることはできる)、船によってはジャグジーがあったりとまさに豪華客船。

客室の一例。撮影時は夜だったが、昼になれば窓から下の写真のような景色が見える

客室の窓やデッキからはフィヨルドが鑑賞できる

フッティルーテン操舵室