ボディデザインは、最近のタワー型筐体採用モデルで多いフロントパネルが上に向いているタイプ。カードリーダが最上部に設けられているため、デスク下やデスクサイドの床など低い位置に設置したものを、椅子に座ったまま操作するのに便利だ。上から差し込む様子などが十分確認できる。

フロント最上部に配置されたカードリーダ類。合計で19種のカードに対応する

さらに面白いのは、ケースの天面にUSB 2.0とオーディオポートが配置されていることだ。天面に四角い窪みがあり、この奥側に端子が並べられている。一見、「こんなところにあっても使いづらいのでは?」という疑問も出るのだが、実際に使ってみると意外と便利だ。端子類が上向きの斜めに設置されているため、実際に挿入したUSBメモリなどは、上に向かって立ち上がったような形になる。多少大きめのICレコーダーでもケースと干渉することはなく挿入できた。

天面に設けられたトレイ状の窪みと、ポート類。USB 2.0×2、オーディオポートが用意されている

実際にUSBメモリを挿入してみると、上に向かって立つような形になる

設置場所として、机の天板下に完全に押し込むような形を想定すると、天面のインタフェース類は少々使いづらいかもしれない。しかし、多少奥に設置したり、デスクサイドに置いたりする場合には、かなり便利な存在となりそうだ。端子類手前の窪みにオーディオプレイヤーなどを置きながらUSB充電、というような使い方もできる。

このほか、フロントからアクセスできるのはシャッター内部に格納されているUSB 2.0×2。これはフロントパネルの中程に位置する。オーディオ端子等がフロントに用意されていないのは珍しい印象だ。

フロントパネルの光学ドライブ下がスライドする。USB 2.0×2が配置されている

背面にはUSB 2.0×4、eSATA×1、LAN×1、ディスプレイポート×1、HDMI×1、DVI×2、オーディオ端子を配置

ケース内部へは手回しネジでパネルを開いてアクセスできる