「DELL Studio XPS 7100」は、ミニタワーケースを採用したデスクトップPCだ。ブラックボディにシルバーのフロントパネルが取り付けられたシンプルなデザインのケースに、好みの性能を詰め込める幅広いカスタマイズが魅力となっている。

最小構成価格は101,025円(執筆時点)。AMD Phenom II X4 945に、4GBのメモリと500GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを組み合わせ、Windows 7 Home Premium 64bit版を搭載した構成だ。この構成のグラフィックス機能としては、ATI Radeon HD 5670(1GB)が搭載されており、すでにこの時点で一般的なユーザーの需要は満たしているといえるだろう。

では、カスタマイズでどこまで最強マシンが目指せるのかというと、CPUにAMD Phenom II X6 1055Tを選択し、16GBのメモリと2TBのHDDを搭載することができる。グラフィックスでは、ATI Radeon HD 5870(1GB)を、サウンド機能ではCreative PCI Express Sound Blaster X-Fi Xtream Audioを選択することが可能だ。さらに、Blu-ray Disc ドライブ+DVDスーパーマルチドライブという組み合わせで、光学ドライブを2基搭載したり、付属のキーボードとマウスをワイヤレスにしたりと贅沢な変更が行える。OSはWindows 7 Ultimate 64bit版を選択し、Microsoft Office Personal 2010を追加した場合の価格は271,650円(執筆時点)だ。

価格差が3倍近くになるほど、選択肢が豊富だ。とにかくメモリを大量に搭載したい、グラフィックスだけはハイスペックにしたい、初期投資を惜しまず最高スペックで購入して長く使いたい、というように、さまざまなユーザーの要望に応えられるだけのバリエーションがある。

さらにセキュリティソフトや保障プランを追加することもでき、HDDのパーティション設定を指定することもできる。同時購入可能なディスプレイやプリンタ、外付けのストレージには、他社製品もある。テレビチューナーを追加して、テレビPCにすることもできれば、各種ソフトウェアを購入することも可能だ。面白いことに、オリンパスや富士フイルムのデジタルカメラを同時購入することもでき、PC周りを一新しようというユーザーや、ハイパワーマシンで一気に環境を整えようという人にも便利だ。 周辺機器の中には他社製のキーボードやマウスも含まれている。逆に、キーボードとマウスを付属させないという選択肢もある。店頭モデルを購入した場合、多くはキーボードとマウスが付属するが、買い替えユーザーにとっては不要ということも少なくない。無駄なく必要なものだけを購入できるというのもうれしい。