IdeaPad的一般ノートのノウハウとThinkVantageアプリケーションのコラボ

底面にはカバーが2つあり、うち大きめのカバー側がHDDやメモリ、mini PCIeカードにアクセスできるベイになる。評価機にはメモリとして2GBモジュール1枚が装着されていたが、スロットは2基用意されており後々の拡張を可能としている。HDDは一般的な2.5インチサイズ。通常のThinkPadと異なりネジ1本でアクセスできるわけではないが、交換は可能だ。mini PCIeカードは、無線LANカードが装着されている。評価機の場合はIntel WiMAX/WiFi Link 6250が装着されていた。

ワイヤレス機能はThinkVantage AccessConnectionsで管理できる。ThinkVantage AccessConnectionsは、ThinkPadシリーズ共通で採用されているネットワーク管理ツールだ。このひとつのツールで、無線LAN(WiFi)、WiMAX(WiMAXモジュール搭載モデル)、有線LANの切り替えとプロファイル管理が可能だ。

有線・無線ネットワーク接続のプロファイル管理や切り替えなどが行えるThinkPad伝統のツール「ThinkVantage AccessConnections」を搭載

評価機はWiMAX搭載モデルであったため、WiMAXのオプションも有効となっている

また、その他のThinkVantageソフトウェアとしては、バックアップ/復元機能(Rescue and Recovery)やアップデート(System Update)、省電力マネージャー等がインストールされている。通常のThinkPadと比べると必要最低限といった印象だ。また、指紋認証センサーを搭載していないため、そちらのユーティリティも省かれている。ところで、ThinkPad Edge 15にはThinkVantageボタンが搭載されていない。そのためこれらThinkVantageツール群はタスクバーのクイックランチやスタートメニューから起動することとなる。

クイックランチのアイコンをクリックするとThinkVantageの管理画面が起動する。ここではバックアップ機能やSystemUpdateにアクセスできる

タスクトレイ横のバッテリーメーターからは省電力マネージャーが起動できる。スライド式、そして消費電力がリアルタイムで表示される分かりやすいパワーマネジメントツールである